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側弯症は整体に相談できる?身体の歪みが気になるときの生活のポイントもご紹介

側弯症は整体に相談できる?身体の歪みが気になるときの生活のポイントもご紹介

姿勢の歪みのなかには、「側弯症(そくわんしょう)」によるものがあります。軽度な側弯症ならほとんど自覚症状がなく、経過観察で済むものの、悪化すると肩こりや腰痛などの不調につながりやすいため油断はできません。

この記事では、側弯症の症状や原因について解説します。あわせて、身体の歪みが気になる場合の日常生活のポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

側弯症とは?

つらい肩こりや長引く腰痛の悩みで病院を受診したところ、側弯症だと指摘された方は意外と多いものです。側弯症は子どものころに検査でわかることもあれば、大人になって急に歪みが強く表れるようになる方もいて、さまざまです。

まずは、側弯症について正しく理解しておきましょう。

側弯症の症状

側弯症の正式名称は「脊椎側弯症」といい、脊椎が左右に弯曲(わんきょく)し、ねじれて歪んでいる状態を指します。背骨は横から見ると緩やかなS字カーブを描いているものの、正面から見たときは身体の中心をまっすぐに通っているのが特徴です。

背骨がなんらかの原因で歪み、横に10度以上傾いている場合は、側弯症と診断されます。背骨の曲り方や角度には個人差が大きく、40度以上の傾きがある場合は手術が必要になることもあるとされています。

とはいえ、側弯症は早期に発見して適切に対処すれば、重症化を防げます。背骨の歪みは成長期に進行しやすいため、早期発見のために、小学校や中学校で行われる運動器検診のひとつとして側弯症の検査が取り入れられています。

側弯症の初期は、痛みがないのがほとんどです。小学校の運動器学校検診で指摘されるまで自覚がないケースは多く、主に下記のような特徴がみられます。

・腰や肩の高さが左右で違う
・肩甲骨が突出する
・胸郭や肋骨が変形、隆起する

側弯症の原因

側弯症には大きく分けて3つの種類があり、それぞれで原因が異なります。

・先天性側弯症

生まれつき、椎骨に形の異常があるために発症する側弯症です。さまざまな先天性疾患に合併して発生することが知られており、肋骨の先天性癒合や欠損などの形態異常もその一例です。

先天性側弯症の約10%は遺伝的な要因で発症するとされています。症状の程度はさまざまで、軽度のものから、幼少期から重篤な呼吸機能障害や体幹の変形を伴うものまであります。

・病気による側弯症

神経、筋肉、血管、結合組織の病気に起因して発症する側弯症です。代表的な疾患として、脳性麻痺、脊髄空洞症、筋ジストロフィー、レックリングハウゼン病、マルファン症候群などがあげられます。

また、やけどなどによるケロイド、感染、代謝疾患、骨系統疾患、脊椎の腫瘍なども側弯症の原因となることがあります。

・特発性側弯症

側弯症のうち、原因が特定できず後天的に発症するものを特発性側湾症と呼びます。特発性側湾症は、全体の80~85%を占めるといわれています。

発症年齢によって、下記のように分類されます。

1.乳幼児期側弯症(3歳以下):男児に多い。
2.学童期側弯症(4〜9歳):進行する例が多い。
3.思春期側弯症(10歳以降):女子に多く見られる。

側弯症は思春期の女性に多く発症し、原因が明確でないため対処に悩むケースもしばしばみられます。

出典:日本側彎症学会「どのような原因で起こるのか?|側弯症TOWN(患者向けサイト)

側弯症による歪みで生じるリスク

側弯症は自覚症状がないまま進行し、悪化すると次のような身体の不調につながりやすいため注意が必要です。

・慢性的なコリや筋肉の痛み
・呼吸や消化機能の低下
・心理的ストレスの蓄積

側弯症は原因がはっきり特定できないケースが多く、予防が難しい傾向があります。日常生活に支障が出る前に、早期発見と早期対処を心がけましょう。

慢性的なコリや筋肉の痛み

側弯症が悪化すると曲がった背骨を支えるために周辺の筋肉に過剰な負荷がかかるため、慢性的な肩こり、腰痛、膝痛などを感じやすくなります。腰から足にかけてのしびれ、腰椎椎間板ヘルニアに発展するケースもあり、油断はできません。

歪んだ姿勢が習慣化すると、もとに戻すのは大変です。痛む部分をかばおうとして不自然な姿勢をとり、さらに背骨の歪みが進行することもあります。

呼吸や消化機能の低下

側弯症で脊椎が歪むと、肺や心臓を包んでいる胸郭が変形します。胸郭内部の内臓が圧迫されて呼吸がしにくくなったり、便秘や運動機能が低下したりするリスクがあります。また、背骨の変形がひどくなると脊髄麻痺に発展するケースもあるので、注意しましょう。

心理的ストレスの蓄積

側弯症による外見の変化や慢性的な痛みが、強い心理的ストレスになることもあります。特に、思春期の多感な年代は外見を気にしやすいので、心身ともに適切なケアが必要です。

側弯症の程度や身体に表れる影響は個人差があり、さまざまです。背骨の歪みに気がついたら、生活に支障がでる前に整形外科を受診しましょう。装具を使う矯正のほか、重度の場合は手術でも改善が目指せるので、まずは専門家に相談してください。

側弯症は整体に相談できる?

基本的に、側弯症の治療については、整体やカイロプラクティックなどの施術による治療効果は科学的に証明されていません。そのため、側弯症の治療は基本的に医療機関での診察と治療が必要となります。

特に成長期のお子さまの場合は、早期発見・早期治療が効果的な治療につながります。

側弯症が疑われる場合は、整形外科などで早めの受診をしましょう。

一方で、慢性的な腰の痛みや肩こりの原因がわからず悩んでいる場合は、身近な整骨院への相談もおすすめです。

整体や筋肉へのアプローチで、背骨の歪みに対応する整骨院もあります。プロの施術が受けられるので、コリや痛みが長引くときにもおすすめです。

くまのみ整骨院では、痛みを和らげる整体や骨格の歪みにアプローチする施術に対応しています。お客様一人ひとりの身体にあわせて、筋肉や骨格を本来の姿に近付けていく無理のない施術なので、痛みが不安な方もお任せください。

最初にしっかりとカウンセリングを行い、身体の状態とご要望に沿うメニューをご提案いたします。また、くまのみ整骨院では、ご家庭で取り組めるストレッチやトレーニング方法の指導にも対応しているため、日頃から背骨の歪みや痛みが気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

身体の歪みが気になる場合の日常生活のポイント

側弯症を含め、身体の歪みが気になる場合は、日頃の生活を見直すことが大切です。

最後に、普段の姿勢や身体のバランスが気になる方へ向けて、日常生活のポイントを紹介します。

日頃から正しい姿勢を意識する

気を抜くと姿勢が崩れてしまう……という方も多いのではないでしょうか。姿勢の悪さは、身体に歪みが生じる原因のひとつといわれています。

日頃から正しい姿勢をキープすることを意識しましょう。

例えば、デスクワークをする際は、両足を床にしっかり付け、骨盤を立て、おしりに均等に体重を乗せて座るのがポイントです。猫背にならないように、PC画面の位置や高さを調整してください。

歩くときも背骨が左右に曲がらないように意識し、姿勢を整えましょう。鏡で自分の背骨の弯曲を確認し、バランスを取りながら背筋を伸ばすことが大切です。

また、片足に重心をかけるクセも悪化の原因になるため注意しましょう。

はじめは疲れを感じるかもしれませんが、徐々に日常の動作が楽になったり、スタイルが良く見えたりなど、メリットを感じられるようになるはずです。

軽めの運動習慣を取り入れる

正しい姿勢を維持するには、身体を支える筋力も重要です。適度な運動を取り入れて、筋力を維持できるよう心がけましょう。

特に、太ももの前側にある大腿四頭筋やおしりの大臀筋、腹筋群や背筋群などは姿勢をキープするはたらきをすることから、姿勢維持筋とも呼ばれます。

これらの筋肉を鍛えられるよう、ウォーキングやジョギングのほか、レジスタンス運動(筋力トレーニング)を行うことをおすすめします。

ストレッチを取り入れる

姿勢維持筋の機能を維持するには、ストレッチを取り入れることも大切です。

次の点に注意しながら筋肉や関節をほど良く引き伸ばして、柔軟性を維持しましょう。

・ややつっぱり感のある場所まで伸ばして、姿勢をキープする
・筋肉や関節の伸びている部分を意識してストレッチを行う
・痛みがあるときは無理に行わない

肩、首、背中、腰まわりのストレッチは簡単にでき、仕事や家事の合間でも取り組めます。すき間時間に取り入れてみてはいかがでしょうか。

姿勢改善のストレッチについては、下記の記事で詳しく紹介しています。

ストレッチで姿勢・猫背を改善!手順とポイントを解説

重い荷物を持つときに注意する

重い荷物を常に同じ側で持っていると、身体のバランスが崩れる可能性があります。特に肩掛けカバンやショルダーバッグは、片側に負荷がかかるため注意が必要です。

リュックサックを使用して両肩に均等に負担を分散する、ショルダーバッグを使用する際はこまめに持ち替えるなどの工夫で、できるだけ過度な負担がかからないようにしましょう。

また、重い荷物はキャリーバッグを活用するのも良い方法です。

まとめ

側弯症は、脊椎が左右に弯曲しねじれて歪んでいる状態を指す疾患です。背骨が10度以上傾いている場合に側弯症と診断され、40度以上の場合は手術が必要となることもあります。

治療については、医療機関での適切な診察と治療が必要です。早期発見・早期治療が重要ですので、側弯症が疑われる場合は早めの受診をおすすめします。

一方で、身体の歪みが気になる場合は整骨院にも相談できます。ご家庭でのストレッチやセルフケアでもつらい肩や腰の痛み、筋肉のコリが改善できない場合は、ぜひくまのみ整骨院へお越しください。

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