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自律神経には鍼が効果的!メカニズムや施術時の注意点を解説

自律神経には鍼が効果的!メカニズムや施術時の注意点を解説

イライラや不安感、頭痛、肩こり…日常的に発生しがちなこれらの不調、その原因は自律神経の乱れかもしれません。鍼施術によって自律神経が整うと、身体のさまざまな不調を緩和できる可能性があります。

今回は、自律神経の乱れに鍼が効果的な理由や身体の不調が改善するメカニズム、鍼を受ける際の注意点について解説します。

自律神経が乱れる原因 

自律神経とは、人間の意思に関わらず自律的にはたらく神経です。主に呼吸や心拍、消化、代謝、排便など、身体の調節を担う神経の総称を指します。

自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2つに分かれています。交感神経は身体を活発に動かすときに優位になる神経で、副交感神経は身体を休めるときに優位になる神経です。

それぞれの神経が相反する作用を持っており、そのバランスを保つことで身体の各種の臓器や血管などの働きを調整しています。なんらかの原因で自律神経が乱れると、不眠や疲労感、頭痛、肩こりなどの不快な症状が現れることがあります。

ここでは、自律神経が乱れる原因について解説します。

生活習慣の乱れ

生活習慣が乱れると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れるため、自律神経の乱れにつながります。

交感神経は身体活動が活発な昼間に優位になり、副交感神経は身体が休息状態に向かう夜間や、食事の際に優位になるのが特徴です。そのため睡眠不足や運動不足、暴飲暴食などの行為は自律神経の乱れに直結します。

不規則な生活習慣を続けていると、自律神経の乱れだけではなくさまざまな病気のリスクも高まるため、できるだけ早めに改善することが大切です。

ストレス 

過度なストレスを抱えている場合も、自律神経の乱れを引き起こします。

なんらかのストレスを受けたとき、身体は交感神経を活性化させて対処しようとします。例えば、深い呼吸を促して酸素を取り入れたり、全身へ血液が行き渡るように心拍を速くしたりして、いつも通りの状態を保とうとするのです。

しかし過度なストレスによってこのような状態が長期間続くと、交感神経が優位になりすぎて自律神経のバランスが崩れてしまいます。適度なストレスはやる気や心身の増強に役立ちますが、強すぎるストレスは不快な症状を引き起こすため注意が必要です。

ホルモンの影響 

自律神経の乱れには、ホルモンバランスも関わっています。数あるホルモンのなかでも、特に甲状腺ホルモンと女性ホルモンが自律神経に大きく影響しています。

甲状腺ホルモン

甲状腺ホルモンとは、喉仏の下に位置する器官から分泌されるホルモンで、身体の代謝を高めるはたらきがあります。

甲状腺と交感神経は密接な関係にあり、甲状腺ホルモンのバランスが崩れると交感神経も影響を受けます。

甲状腺ホルモンの分泌量が多すぎる場合は交感神経が活性化しやすくなり、動悸やふるえ、下痢などの症状が現れるのが特徴です。

反対に、甲状腺ホルモンの分泌量が少なすぎると交感神経がうまく機能しなくなり、むくみや倦怠感、抑うつなど心身にさまざまな不調をきたします。

女性ホルモン

女性ホルモンは卵巣でつくられるホルモンで、妊娠・出産の機能をサポートする役割を担っています。

女性ホルモンの分泌を司るのは「脳の視床下部」という部分です。脳の視床下部は自律神経の司令塔でもあり、女性ホルモンと自律神経はお互いに影響しあっています。そのため、どちらかのバランスが乱れるともう一方のバランスも乱れやすくなるのです。

女性ホルモンは、月経(生理)によって分泌量が毎月変化しているため、男性に比べて女性のほうが自律神経のバランスを崩しやすいといえます。

自律神経の調整には鍼が効果的!その理由は? 

鍼が自律神経の調整に効果的であるといわれる理由として、呼吸に関わる胸鎖乳突筋や肩甲骨内側の筋肉などを調整することによって、深い呼吸を促せるためです。

深い呼吸には、副交感神経を優位にして自律神経のバランスを整えるはたらきがあります。息を吐き出すと大静脈が圧迫されて交感神経が活性化し、息を吸い込むと大静脈への圧迫が解除されて副交感神経が活性化されるという仕組みです。

呼吸によって自律神経がうまく切り替わると、副交感神経が優位になり、イライラや不安感、気分の浮き沈みなどの不快感が軽減されます。

鍼施術で行われる自律神経へのアプローチ

鍼施術では、胸椎や腰椎の棘突起(きょくとっき・背骨の中央にある大きな突起)を刺激することで自律神経にアプローチします。

胸椎と腰椎は、脊柱を構成する骨の一部であり、身体全体を支える重要な役割を果たしています。交感神経と副交感神経はどちらも脊髄内を通っているため、胸椎または腰椎を鍼で刺激することで、自律神経が整うのです。

また、脊柱の両脇には交感神経が通るパイプのようなものがあり、心兪(しんゆ)、肺兪(はいゆ)、肝兪(かんゆ)、脾兪(ひゆ)など、内臓につながるツボが並んでいます。このラインを刺激することで、交感神経と副交感神経のバランスを取り戻せます。

鍼施術を受ける際の注意点

ここからは、鍼施術を受ける際の注意点を解説します。

一時的にだるさを感じやすい 

鍼施術を受けると、一時的に身体のだるさや重さを感じることがあります。これらの症状は、鍼灸用語で「瞑眩(めんげん)」と呼ばれる好転反応である場合がほとんどです。

瞑眩は、鍼施術により血行が改善されたことで、身体の悪い箇所が修復されていることにより起こります。

鍼施術によるだるさは軽い副作用のようなものであり、発症しても大きな問題が起こる可能性は低いです。

もしも不快に感じる場合は鍼の刺激量を調整してもらい、翌日のだるさを軽減することもできます。

鍼の好転反応については、下記の記事で紹介しています。

鍼の好転反応とは?出やすい人の特徴や対処法を解説

施術後に水分補給をしておく 

鍼の施術後は、体内の水分量が減るため水分補給をすることが大切です。ほかにも下記のような理由があげられます。

・排泄を促し解毒をするため

施術後は身体に溜まった悪いものを外に出しやすくなっている状態なので、水分補給をして排泄を促す必要があります。

・鍼あたりを予防するため

鍼あたりとは、鍼の施術によって皮膚の外から圧がかかり、筋繊維が損傷することで起こる痛みのことです。鍼あたりは施術時の刺激の強さだけでなく、水分不足によっても引き起こされる場合があります。

・ 血流を促進させるため

鍼施術後に身体の水分量が少ない状態だと、血液と結びついた酸素の運ばれる量が少なくなります。傷んだ細胞の回復を促すためには、水分補給によって酸素の量を増やし、血流を促進させる必要があるのです。

鍼の施術後は、喉が渇いていない場合でもしっかりと水分を摂取しましょう。

まとめ

自律神経の調整に鍼が効果的な理由は、呼吸に関わる筋肉の調整により、深い呼吸を促せるためです。呼吸が整うと、自律神経の乱れに伴う不安感やイライラ、気分の浮き沈みなどが軽減されます。

くまのみ整骨院では、一人ひとりの身体の悩みにあわせて、適切な鍼施術を心がけております。肩こりや腰痛、頭痛、ぎっくり腰などさまざまな症状に対応しているため、身体に不調のある方はお気軽にご相談ください。

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