スマホ指とは？痛みを感じる原因と日常でできる予防方法を解説 2024年12月27日

スマホ指は、スマートフォンの長時間使用により指や手首に痛みを感じたり、腱鞘炎を引き起こしたりする症状のことです。現代社会では、スマホが日常的に使用されるため、多くの方がこの問題に直面しています。今回は、スマホ指の原因と予防方法について詳しく解説します。

スマホ指とは 

スマホ指とは、長時間スマートフォンを操作することで、指や手首に痛みを感じたり、腱鞘炎や関節が変形したりする症状を指します。この症状は、スマートフォンの普及とともに増えており、日常的にスマートフォンを使う人々にとって注意すべき問題となっています。

特に親指の付け根や手首の外側に痛みを感じる場合、「腱鞘炎」に該当することが多いです。腱鞘炎は、指を動かす際に使われる腱とその周囲を覆う鞘が炎症を起こす状態で、スマートフォンの長時間使用が引き金となることがあります。

腱鞘炎の症状としては、指や手首を動かす際の痛み、腫れ、指の動きが制限される感覚などがあり、放置すると症状が悪化することがあります。スマホ指の予防には、スマートフォンの使い方を見直し、手や指を適度に休ませることが大切です。

スマホ指になる主な原因

ここでは、スマホ指の原因となる主な要素について詳しく説明します。

原因1.スマホの長時間使用 

スマートフォンを長時間使用すると、指や手首にかかる負担が大きくなり、スマホ指の原因になります。スマートフォンを操作する際、指や手首は一定の姿勢を保つことが多く、長時間同じ姿勢でいることが痛みを引き起こす原因となります。

例えば、スマートフォンで長時間SNSをチェックしたり、ゲームをしたり、動画を観たりすることがあげられます。これらの行動は、指を何度も同じ動作で繰り返すため、関節や筋肉に負担がかかり続けます。さらに、スマートフォンの小さい画面を操作するために指を屈伸させる動作が多く、これも負担となる行動です。

また、長時間の使用は、手首や肩にも影響を与えることがあります。スマートフォンを持ち続けることによって、手首にかかる負担が増え、関節部分に痛みが出るのです。このような負担が長期間続くと、指の関節に炎症を引き起こし、スマホ指の症状が悪化する可能性が高くなります。

原因2.手に負担がかかる持ち方 

スマートフォンの持ち方にも、スマホ指を引き起こす原因があります。

片手でスマートフォンを持って操作すると、小指などでスマートフォン本体を支えることになり、小指や手首に不自然な負担をかけることになります。このような持ち方を長時間続けると、筋肉や腱にストレスがかかり、痛みが生じるのです。

また、片手で持ち、親指だけで操作する場合も同様です。長時間親指で操作すると、親指の関節に過度な負担がかかり、筋肉や腱に疲労が蓄積し痛みを感じやすくなります。

さらに、手首をひねったり、指を曲げたりする動作を続けると、手首や指の関節に負担がかかりやすいです。スマートフォンを手に持つ際に、指の位置や手首の角度に無理がないよう、意識的に休憩を取るようにしましょう。

日常生活でやっておきたい！スマホ指の予防方法

スマホ指は、スマートフォンを長時間使い続けることで手や指、手首に負担がかかり、痛みや違和感を引き起こす症状です。

日常生活のなかで下記の方法を実践し、指や手首の負担を軽減しましょう。

負担が少ない持ち方を意識する 

スマートフォンを操作する際に、指や手にかかる負担を減らすためには、持ち方に工夫を加えることが重要です。適切な持ち方をすることで、痛みの予防に役立ちます。

自然な角度でスマホを持つ

スマートフォンを持つ際には、持つ角度を自然な位置に保つことが大切です。例えば、画面を見る角度をやや下向きにし、自分の目線までスマートフォンを持ってきて軽く肘を曲げると、腕や手首が無理のない位置に来て負担が軽減されます。

手首を固定せずにスマホを持つ

手首を固定したままスマートフォンを使うと、手首や指に負担がかかりやすくなります。スマートフォンを操作する際は、手首を自然に動かしながら使用し、手首や指への負担を分散するようにしましょう。また、タッチする際は、親指だけでなくほかの指も使うことで指への負担が分散されます。

ストレッチする 

スマートフォンを使う際には、定期的にストレッチを行うことがスマホ指の予防に効果的です。

指のストレッチ 

1.左の腕を前に伸ばし、手のひらは下に向ける

2.右手の人差し指と中指を、左手の人差し指に添える

3.人差し指を約10～15秒間伸ばす

4.他の指も同様に伸ばす

5,右の指も同様に行う

上記のストレッチのほか、指を軽く握ったり、開いたりして筋肉をリラックスさせるのも効果的です。

手首のストレッチ 

1.左の腕を前に伸ばし、手のひらを上に向ける

2.右の手で指先を自分の身体に向けてゆっくり押し、5～10秒ほど手首を反らす

3.2の状態から反対側に手首を曲げ、5～10秒ほどキープする

3.右も同様に行う

上記のストレッチをすることで、手首周りの筋肉が伸びて緩和されます。また、手首をゆっくりと円を描くように回すストレッチも効果的です。

スマホを使う手を適度に休ませる 

スマートフォンを使い続けることによる手や指の疲れを防ぐためには、適度に休憩を取ることが大切です。1～2時間連続してスマートフォンを使用した場合、10分程度の休憩を挟むことが推奨されています。この休憩時間に、手をリラックスさせてあげましょう。

また、スマートフォンを使う手を交互に変えることも予防策のひとつです。片方の手だけで長時間スマートフォンを操作すると、片手に負担が集中してしまいます。交互に手を使うことで、負担を分散し、腱鞘炎や手首の痛みを予防しましょう。

まとめ

スマホ指は、長時間のスマートフォン使用が原因で、指や手首に痛みや違和感を引き起こす症状です。特に、腱鞘炎が原因となることが多く、放置すると悪化する可能性があります。予防には、負担を軽減する持ち方や、定期的なストレッチ、手の休憩が有効です。日常的にスマートフォンを使う際には、手や指への負担を意識してケアを心がけるようにしましょう。

スマホ指で痛みを感じている方は、ぜひくまのみ整骨院にご相談ください。くまのみ整骨院では、ヒアリングを通して一人ひとりに合った施術を行っております。ご自宅でもケアできるようストレッチのアドバイスもしているため、スマホ指を改善したい方はぜひお気軽にお問い合わせください。