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整体の施術で起こる「もみ返し」とは?好転反応との違いや原因、対処法を解説

整体の施術で起こる「もみ返し」とは?好転反応との違いや原因、対処法を解説

整体やマッサージに行った後、施術された部分が痛くなったり、身体がだるくなったりした経験はありませんか。施術をした後に身体に不調が出る症状を「もみ返し」といいます。似たような反応に「好転反応」というものがありますが、「もみ返し」とは性質が異なるものです。

今回は、もみ返しでどのような症状が現れるのか、好転反応との違いや見分け方、もみ返しの対処方法について詳しく解説します。

もみ返しとは? 好転反応とどう違う?

もみ返しとは、整体やマッサージで筋肉を強く押されたり、もまれたりした際に筋肉にダメージが生じ、身体に痛みや不調が現れる症状のことです。

一方、もみ返しと似たような反応として「好転反応」があります。好転反応とは、施術を受けた後に身体が正常に戻る過程で生じる一時的な不調であり、もみ返しとはまったく性質が異なるのです。

もみ返しの症状

もみ返しの症状には、主に下記の症状が見られます。

・施術箇所の痛み、内出血

・肩こりや腰痛の悪化

・頭痛

・吐き気

・不眠

もみ返しは筋肉の損傷が原因で炎症が起き、痛みや不快症状を起こしています。人によっては回復するまでに通常2〜4日、長いときでは1週間ほど時間がかかります。

好転反応との違い

好転反応は、施術によって歪みや筋肉の緊張が緩和され、身体が正常に戻ろうとする際に起きる反応です。適切な施術を受けた後は血行やリンパの流れが良くなり、老廃物が体内を巡りやがて排出されます。この過程で、一時的に不調を感じるのです。

好転反応の主な症状としては、下記の通りです。

・だるさ

・眠気

・全身のほてり

もみ返しとの違いとしては、好転反応は全身的な症状で、施術を受けた場所に強い痛みが生じることはありません。好転反応の症状は、ほとんどの場合は一晩ゆっくりと休めば回復し、長くても2〜3日程度で消失します。

好転反応については、下記の記事でも詳しく解説しています。

整体による好転反応は怖いもの?種類や症状から予防方法まで徹底解説

もみ返しが起きる原因

もみ返しはどのようなことが原因で起こるのでしょうか。主な原因として、下記があげられます。

・施術による過度な刺激

・筋肉の過度なコリ

・初めての施術

・老廃物の過度な蓄積

・施術者の経験不足

それぞれ詳しく見ていきましょう。

施術による過度な刺激量

もみ返しの原因として「過度の刺激」があります。筋肉は「筋線維」という筋肉の細い筋が束になったもので、この筋の束を「筋膜」が包んでいます。

力任せの施術を受けると、この筋線維や筋膜が傷つき、炎症を起こしてしまうのです。また施術中の無理な姿勢なども、筋肉を損傷させ、もみ返しが起こる原因となります。

筋肉の過度なコリ

運動不足が続いている、立ちっぱなしや座りっぱなしの時間が長いなどで筋肉が過剰に凝っている場合も注意が必要です。

凝り過ぎた筋肉は血行が悪く柔軟性が低下しているため、それほど強くない圧でも筋肉が傷ついてしまい、もみ返しが起こることがあります。

初めての施術

初めてマッサージや整体の施術を受ける方も、もみ返しが生じやすい傾向にあります。施術を受けることに慣れていないため緊張して筋肉が固くなり、刺激に反応しすぎてもみ返しが起きてしまうのです。

マッサージや整体などの施術を受けたことがある方でも、新規で行った店舗や初めての施術者だったりすると、同じく緊張してもみ返しが起きることがあります。

老廃物の過度な蓄積

普段あまり身体をケアしておらず、老廃物が過度に蓄積しているときももみ返しが起こる場合があります。施術後に溜まっていた老廃物が急速に流れるためです。

身体がだるい、重いと感じたり、一時的にむくみがひどくなったり、微熱が出たりすることもあります。

施術者の経験不足

人によって筋肉量や体型、骨格、凝っている部分はそれぞれで、受ける刺激量も異なります。施術者は知識と経験をもとに、その人にあった刺激量を見極める必要があるのです。

そのため、施術者の経験不足によって、過度な刺激を与えられたり、身体に対して誤ったアプローチをしたりした結果、もみ返しが出やすくなります。

もみ返しが起きたときの対処法

「施術した部位が痛い」「頭痛や吐き気がする」といった、もみ返しの症状が出てしまった場合、どのように対処すれば良いでしょうか。

ここでは、もみ返しが起きたときの対処法を紹介します。

患部をしっかり冷やす

もみ返しは、筋肉が傷ついて炎症を起こしている状態です。そのため、ケガをしたときと同じように患部をしっかり冷やしましょう。冷やすことによって炎症を抑え、腫れや痛みを緩和する効果が期待できます。

保冷剤や氷と水を入れたビニール袋をタオルなどで包み、もみ返しがある部分に当てます。冷たすぎて皮膚の感覚がなくなったら、すぐに冷やすのを止めましょう。

痛みを観察しながら「冷やす」「止める」を繰り返し、約10〜15分ほどアイシングします。

もみ返しを冷やすのは急性期の炎症がある48時間までとし、それ以降は温めるようにするのが良いでしょう。

運動やストレッチは控える

もみ返しで身体に痛みがあると、ストレッチして痛みを和らげようとする人もいるでしょう。

しかし、ストレッチは筋線維を伸ばし、筋肉の損傷を余計に促進してしまうので、施術後に痛みを感じた場合はストレッチを控えましょう。激しい運動も同じく筋肉の炎症を促すので、できるだけ安静にし、リラックスして過ごすことが大切です。

痛み止めを服用する

強い痛みが続いていたり頭痛が出ていたりする場合は、痛み止めを飲むことも検討しましょう。例えば、手術後の疼痛や抜歯後の痛みなど、さまざまな痛みに効果があるロキソニンは、もみ返しによる痛みを抑えるのにも役立ちます。

ただし、ロキソニンに限らず薬には副作用があり、そもそも服用NGのケースもあるため、服用前に必ず説明書を確認してください。

また、痛み止めを飲み過ぎると効きが悪くなったり、痛みに過敏になったりすることがあるため、もみ返しが起きたからといってすぐに薬を服用するのは避けましょう。

もみ返しを防ぐ方法はある?

せっかく施術を受けるのであれば、もみ返しが起きることないようにしたいものです。

ここでは、もみ返しを予防する方法を詳しく紹介します。

施術前後に水分を摂る

施術の前後に水分補給をすることは、もみ返しを防ぐのに役立ちます。身体が水分不足に陥ると、筋肉が固くなって負担がかかりやすくなるためです。施術前にしっかりと水分を摂ると筋肉が潤い、緊張がほぐれやすくなります。

また、施術後は老廃物を排出しようと水分が多く使われるため、身体が水分不足になりがちです。すると血行が悪くなって身体が回復するための酸素や栄養素が届きにくくなり、もみ返しが生じやすくなります。そのため、施術後も水分を補給することが大切です。

ただし、人間が水分を吸収する量には限界があるので、1度に大量に水分を摂るのは良くありません。過剰に水分を摂ると、胃液が薄まって食欲が低下するなどの問題が起こる場合があります。1回あたり100~200ml程度の水を、複数回に分けて飲むようにしましょう。

痛みを感じたら施術者に伝える

施術の刺激が強すぎると、身体が身構えて余計な力が入ってしまい、もみ返しが起こりやすくなります。施術中に痛みを感じたら、遠慮せずに施術者に伝えましょう。

力加減を調節したり、アプローチ法を変えたりして、なるべくもみ返しが起きないよう配慮してもらいます。

国家資格を持つ整骨院に通う

マッサージや整体院の場合、国家資格を所持していなくても開業できるため、施術者の技術にばらつきがあるのが現状です。なかにはリラクゼーションを重視した施術もあり、一時的に痛みは緩和されるものの、十分な改善が期待できるかどうかは個人差があります。

また、ボキボキと骨をならすような施術をする整体院には注意が必要です。身体の負担になるだけでなく、頸椎などを損傷するおそれがあります。

国家資格を持っているスタッフがいる整骨院であれば、お客様の不調を把握したうえで、適切な施術を行ってくれるため、もみ返しが起きる可能性を低くすることができるでしょう。

数ある整骨院の中から「一体どうやって選べば良いの?」と思う方におすすめなのが、くまのみ整骨院です。くまのみ整骨院では、身体に負担をかけない施術を行っています。

丁寧なカウンセリングでお客様と相談しながら、一人ひとりに合った施術が受けられることが特徴です。身体のコリや痛みなどでお悩みの方は、ぜひくまのみ整骨院にご相談ください。

まとめ

もみ返しは、過度な刺激や施術者の技術不足から生じる筋肉の損傷である一方、好転反応は身体が回復に向かう際の一時的な不調です。もみ返しが起きてしまったときは、患部を冷やし、できるだけ安静にして過ごすことが重要です。

もみ返しを防ぐためにも、施術中に痛みがあった場合は施術者に伝えたり、国家資格をもつ整骨院で適切な施術を行ってもらったりするようにしましょう。

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