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捻挫(ねんざ)は整骨院・整形外科?応急処置と整骨院での施術内容

捻挫(ねんざ)は整骨院・整形外科?応急処置と整骨院での施術内容

「つまずいた拍子に捻挫をしてしまった」「段差で踏み外してしまって足首が痛い」など、日常の些細な行動で捻挫は起こります。もし捻挫をしたときは、整形外科と整骨院、どちらへ行けば良いのでしょうか。正直、違いがあまりわからない人も少なくないでしょう。

そこで今回は、整形外科と整骨院の違いや捻挫をしたときの対処法などを解説します。

捻挫をしたら整骨院・整形外科どちらに行くべき?

実は捻挫の場合、症状の程度や目的でどちらへ行けば良いか判断することができます。ここでは、整形外科と整骨院の違いについて解説します。

まずは「整形外科」で診断を受けよう

整形外科では、医師が病状を診察し、容態に合わせて骨や関節、手足の神経などの治療や手術を行います。

下記の3つを目的としている場合、まずは整形外科へ行きましょう。

・レントゲン、MRIなどの検査をする必要があるとき

整骨院ではレントゲンやMRI、CTなどの画像検査は行うことができません。捻挫か、それとも骨折なのかわからない場合や、「念のためレントゲンを撮ってほしい」という場合は整形外科に行きましょう。

・診断書が必要なとき

捻挫に限らずケガをしたときに、病名を確定できるのは整形外科などの医療機関にいる医師のみです。また、診断書を作成できるのも整形外科などの医療機関だけとなっています。

そのため、交通事故による捻挫で警察に診断書を提出する必要がある場合や、保険会社に提出する必要がある場合は整形外科へ行くのが適切です。

・薬を処方してほしいとき

捻挫で痛みがひどいときや腫れがひどいときは、痛み止めが欲しいと思うものです。整骨院では薬の処方はできないため、痛み止めなどの薬が欲しいときは整形外科へ行きましょう。

診断後も痛みが続く場合は「整骨院」という選択肢も

整骨院は、「柔道整復師」という国家資格を保有している人が、手技療法や物理療法を用いて施術を行う場所です。捻挫をはじめとして、打撲や挫傷などは保険が適用されます。

骨折の疑いがある場合でも保険適用で応急処置してもらえるため、まず整骨院に行くという人も多くいます。

整骨院ではレントゲンやMRIなどの画像検査では異常なしといわれる症状でも、薬に頼ることなく痛みを軽減させる施術も可能です。整形外科で診断を受けた後も痛みが治まらない場合は、整骨院で施術を受けると良いでしょう。

整骨院に行く前に!捻挫をしたときの応急処置

捻挫をしてしまっても「このくらい大丈夫だろう」と軽視して放置してしまったり、なかなか整形外科や整骨院に行く時間が取れなかったりする人もいるでしょう。

しかし、そのように放置していると後遺症が残ったり、捻挫がクセになったりするおそれがあります。そうならないためにも、迅速な応急処置が大切です。

ここでは、捻挫をしたときの応急処置について解説していきます。もちろん、痛みが強い場合はすぐに整形外科や整骨院に行くのが適切ですが、対処の仕方を自分でも身に付けて症状を長引かせないようにしましょう。

はじめに症状をチェック

適切な応急処置をするためには、まず捻挫の症状の程度を確認することが大切です。靭帯がどのくらい傷ついてしまっているのか、下記の3つで判断しましょう。

・軽度:腫れや痛みは軽く、靭帯は一時的に伸びている状態だが歩ける

・中度:部分的に靭帯が切れていて、腫れと痛みがあり歩くのが難しい

・重度:靭帯が完全に切れて関節がぐらつき、強い腫れと痛みがあって立つことができない

基本の応急処置「RICE」

捻挫をしたときの応急処置の基本は、「RICE」で行います。早く回復するためにも「RICE」をしっかり把握して、慌てずに対処しましょう。

・REST(安静)

捻挫で痛めた場所は動かさず、安静にしておきましょう。無理に動かすことで出血や腫れがひどくなり、捻挫が長引く原因になりかねません。もしテープや包帯などがある場合は、痛めた箇所を固定しておくと良いでしょう。

・ICE(冷やす)

主に痛みの緩和をするために患部を氷や冷水、湿布などを使って冷やしましょう。ただし、冷やす時間は15分程度が目安です。長く冷やしすぎると凍傷の危険がありますので、注意してください。

また、冷やすときは直接氷などを当てるのではなく、ビニール袋などに入れて布やタオルにくるんで冷やしましょう。

・COMPRESSION(圧迫)

腫れが強い場合は、損傷の度合いや内出血がひどいおそれがあるため、包帯を巻くことで圧迫し腫れを抑えましょう。ただし、圧迫しすぎると血流が悪くなってしまうので、あまり強く巻きすぎないように、数時間ごとに巻き直すのが適切です。

・ELEVATION(挙上)

内出血や腫れ、うっ血を防ぐために、患部は心臓より高い位置にあげておきましょう。手の場合は三角巾を使ったり、足が痛む場合はベッドなどに横になり、クッションなどの高い位置を保てる場所に足を乗せたりするとベストです。

整骨院での主な施術

ここからは整骨院では捻挫に対してどのような施術を行うのか、施術の流れについて簡単に解説していきます。

1.カウンセリングや触診などで捻挫の状態を確認

まずはカウンセリングでどこが痛むのか、どのように痛むのかなど身体の状態を確認します。そして実際に触診を行い、どのような動作で患部が痛むのか、細かくチェックします。

もし整形外科で撮ったレントゲンなどの写真がある場合は、この時点で必ず提示しましょう。

2.関節を固定

腫れをなるべく早く引かせるために、靭帯にストレスがかからないよう関節をしっかりと固定します。患部で炎症が起きている場合は、アイスパッドなどで冷やすこともあります。

3.痛みが引いてきたらストレッチなどのリハビリを行う

ある程度痛みがなくなってきたら、可動域を元に戻すためのストレッチやバランストレーニング、筋力トレーニングなどのリハビリを行います。

基本的な流れは上記の通りですが、捻挫の状態によって施術内容は異なってきます。

「なかなか捻挫が治らない」「足首に違和感が残っている」とお悩みの方は、一度くまのみ整骨院にご相談ください。

くまのみ整骨院では、丁寧なカウンセリングと触診でお客様の身体の状態に合った施術が受けられます。また、捻挫の痛みを軽減できるよう、日常生活からできるアドバイスもお伝えしております。

捻挫に関するよくある疑問

捻挫に関してよくある疑問とその回答について見ていきましょう。

捻挫の治療期間はどのくらい?

捻挫を緩和させるまでの期間は状態により異なりますが、一般的には1~2か月程度が目安です。1~2か月経過するまでは、程度の差はあっても痛みが残ります。

また、捻挫の痛みが消えたらケア期間終了というわけではありません。足首の捻挫の緩和期間中は足首が動かないように固定を施しています。その影響で、痛みが落ち着いた後でも、関節の柔軟性が大幅に低下している可能性が高いのです。足首の柔軟性が改善するまでが緩和期間と捉えておきましょう。

さらに、痛みがなくなっていない状態でも、少し緩和されてきたら運動したくなる方もいるかもしれません。しかし、痛みが残っているうちに運動を再開すると足首の動きに関与する筋肉に大きな負担がかかるため注意が必要です。その影響で、他の部位のケガにつながる可能性もあります。

捻挫はクセになるって本当?

捻挫がクセになるのは、捻挫によって生じる「緩み」が関係しています。正常な状態では、靱帯が骨同士をつなぎ関節を安定させているため、軽い衝撃で捻挫してしまうことはありません。

しかし、捻挫をしたのにもかかわらず適切な処置をしなかった場合、骨の位置関係がずれたまま靱帯が修復される可能性があります。その状態で定着してしまうと関節の安定性が損なわれるため、わずかな衝撃でも関節が捻りやすくなり、再び捻挫するリスクが高まるのです。

捻挫がクセにならないようにするためには、初期の段階で適切な処置を受けることが重要です。捻挫をしたら、そのまま放置することなく早めに整形外科を受診するようにしましょう。

捻挫の予防法は?

捻挫を予防するためには、運動する前に筋肉を十分に温めておくことが重要です。いきなり激しい運動をするのは避け、ウォーミングアップとしてストレッチを行うようにしましょう。

例えば、次のようなストレッチがおすすめです。

【手順】

1.タオルを1枚用意し、両足を伸ばした状態で座る

2.足の裏にタオルを回して両端を両手で持つ

3.タオルを引き上げて、足首を90度にする4.ふくらはぎやアキレス腱の付近が引っ張られているように感じたところで10秒止める

5.いったん戻し、3~4を10回繰り返す

まとめ

捻挫をしたときは、まず応急処置として「RICE」を実践しましょう。そして早く治すためにも決して軽視せずに、整形外科もしくは整骨院に行くことが大切です。

もし整形外科に行くべきか、それとも整骨院に行くべきか迷ったときは、自分の捻挫の程度や目的から判断しましょう。

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