【足を組むのをやめたい!】足を組むデメリットや3つの対策法を紹介
日々の中で、無意識に足を組んでいたり、足を組みたくなってしまったりしている方は多いのではないでしょうか。
一見、問題がなさそうに見える動作ですが、足を組むクセがついてしまっていると、身体に歪みが生じてしまうことがあります。身体の歪みをそのままにしておくと、痛みや疲れがとれないなど身体の不調につながりかねません。
そこで、今回は、足を組んでしまう理由や足を組むデメリットについて解説します。自分でできる対策も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
無意識にやっている足を組みたくなるのはどうしてなの?
足を組むクセのある方は、やめようと思っていても無意識で組んでしまっていることもあるでしょう。まずは足を組みたくなる原因について紹介します。
疲れを和らげるため
ずっと同じ姿勢のまま長い時間座って仕事や作業をしていると、お尻や足などが痛くなったり張ったりしてつらくなることがあります。
つらいと感じるとじっとしてはいられず、どうにか楽な姿勢を探そうとするでしょう。疲れを少しでも逃すために、足を組むことがあるのです。
長時間座っていてお尻が痛くなった場合、足を組むと片方のお尻が浮くため楽に感じます。
疲れを和らげるために足を組みたいと思ってしまいますが、それがきっかけで身体が歪んでしまうこともあるため改善するようにしましょう。
バランスの悪さ・姿勢の悪さを改善するため
座ったときのバランスの悪さや、姿勢の悪さからくるつらさを和らげようとするために、足を組むことがあります。
バランスの悪い方は、椅子に座ったときに安定しないため、足を組んでバランスをとろうとするのです。足を組んでバランスがとれると、足を組んでいない状態に違和感を覚えて、居心地が悪いと感じてしまいます。その結果、足を組まないと居られないという状況になってしまうのです。
また、姿勢が悪い方は、同じ姿勢を保っていると背中がつらくなってくるため、つらさを改善するために足を組んで姿勢を変えようとします。
逆の足を組むと安定するのではないかと思われがちですが、実際に姿勢はバランスがとれていない状態です。姿勢の歪みを繰り返してしまう悪循環になってしまいます。
バランスを整えて正しい姿勢を保てるように意識して過ごすようにしましょう。
睡眠不足のため
睡眠不足の場合に姿勢が悪くなり、足を組んでしまうことがあります。一見、睡眠と姿勢は関係がないようにみえますが、睡眠がきちんととれていないと姿勢が悪くなるのです。
私たちの身体は、姿勢を保つため、重力に負けないように抗重力筋が働いています。抗重力筋は、お腹や足、胸や首などにある筋肉で伸び縮みをしながら、重力に負けないように常に働いているのです。
この筋肉は脳とのつながりが強く、しっかりと睡眠がとれていて脳の覚醒度が高いと抗重力筋も働きが強くなります。
しかし、睡眠不足の場合には脳の覚醒度が低くなり抗重力筋の働きも弱まるため、姿勢を保つのが難しくなり、結果的に姿勢が悪くなるのです。姿勢が悪いと同じ姿勢でいることがつらくなってくるため、バランスをとろうと足を組みます。
睡眠不足が足を組む原因となるので、日頃からしっかりと睡眠をとることが大切です。
足を組むのがどうしてダメなの?足を組むデメリット
足を組む原因はバランスや姿勢の悪さ、睡眠などが関係しており、つらさを和らげるためにしていることがわかりました。しかし、足を組むことが身体にさまざまな悪影響を与えているおそれがあるのです。
足を組むことでどのようなデメリットがあるのか、詳しく紹介します。
骨盤が歪んで身体全体のバランスが悪くなる
足を組むことで骨盤が歪み、その歪みが身体全体のバランスの悪さを引き起こすことがあります。
足を組むと一時的に姿勢が楽になりますが、骨盤へかなりの負担がかかっているのです。
足を組んでいるときの骨盤は、上下、左右どちらにもねじれています。
骨盤のねじれによって骨盤自体が歪んでしまい、骨盤の歪みで身体全体のバランスも悪くなります。
身体の歪みによって腰痛や肩こりが起こる
足を組むと骨盤から身体全体の歪みへとつながり、腰痛や肩こりの症状を引き起こすことがあるのです。
足を組んでいると左右どちらかに重心が崩れ、骨盤とつながっている腰の筋肉が引っ張られます。
引っ張られて、張っている状態にある筋肉は硬くなってしまうのです。硬くなった筋肉が原因で腰が痛くなることがあり、腰とつながっている背中や肩の筋肉も張ってしまいます。その結果、腰痛だけではなく肩こりも引き起こされるのです。
身体のめぐりが悪くなる
足を組むことによって筋肉が張りますが、筋肉が張ると身体のめぐりも悪くなってしまいます。
私たちの身体は、血液によって酸素が運ばれており、筋肉の張りによって血液の流れが悪くなるのです。
筋肉の張りが骨盤周りの腰だけではなく、背中や肩などまで広がると、背中全体のめぐりが悪くなってしまいます。
日頃から足を組んでいて身体のめぐりが悪い方は、筋肉の張りが原因と考えられるので、早めに改善をするのが良いでしょう。
足の筋肉が張る
足を組んで骨盤が歪むと上半身だけではなく、下半身にも影響が出ます。足を組んだときに、上半身だけではなくお尻の筋肉も引っ張られており、筋肉の働きが弱くなります。
お尻の筋肉が弱くなると、太ももの筋肉が代わりに働こうとするため、足の筋肉が張ってしまうのです。
お腹や太もものお肉がたるむ
骨盤には内臓を支える役割がありますが、骨盤が歪むと内臓を支えられなくなってしまいます。内臓は骨盤内に収まらないため、下っ腹が出てしまう可能性があるのです。
また、足を組むとお尻の筋肉が弱ってしまうため、太ももの筋肉が代わりに働きます。そうすると使われない筋肉が出てきます。
使われない筋肉は、どんどん弱っていってしまい、たるみにつながることがあるのです。
足を組むのをやめるための対策3選
足を組む動作にはさまざまな影響が出る可能性があることがわかりました。足を組むのをやめたいけど、なかなかやめることができないという方も多いでしょう。
そこで、足を組むのをやめるのに効果的な対策を3つ紹介しますので、実践してみてください。
【対策1】正しい座り方を覚える
まずは正しい座り方を覚えましょう。正しい座り方を心がけていると、座っているときにつらいと感じづらくなってきます。
意識するのは、次の3点です。
1.両足の足裏全体を床につけるようにします
2.左右均等に体重をかけるように意識しましょう
3.背もたれに背中をつけて座面深くに腰掛けます
はじめは、正しい座り方に慣れていないため違和感があるかもしれませんが、徐々に定着するので、続けてみてください。
正しい座り方について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
「骨盤を立てる座り方とは?シチュエーション別の座り方や姿勢のキープ方法を紹介」
【対策2】左右均等に体重をかける
立ち姿勢も骨盤の歪みにつながるため、左右均等に体重をかけるようにしましょう。身体のバランスが悪いと左右どちらかに体重をかけて立ってしまいがちです。
反りすぎてしまうのも身体に負担がかかるため、坐骨に体重をかけるイメージで左右均等に体重をかけるように意識してみてください。
【対策3】ストレッチをする
無意識に足を組む習慣があると、身体のバランスを崩す原因になりかねません。日常的にストレッチを取り入れて、身体の歪みを整えましょう。ここでは、足組みを止めるためのストレッチを紹介します。
上半身をひねるストレッチ
上半身をひねることで、腰周りの筋肉を優しくほぐすストレッチです。
1.骨盤を立ててから、背筋を伸ばして椅子に座る
2.足を組んだ状態で、上に乗せた足とは反対側の腕を膝に引っかける
3.椅子の背もたれなどをつかんでバランスを取り、後ろを振り返るように身体をひねる
4.反対側も同様に、それぞれ10回ずつ行う
勢いをつけて無理にひねると、腰に負担がかかります。呼吸に合わせて、無理のないペースでゆっくりと動かすことを意識しましょう。
腰を回すストレッチ
腰周りの筋肉をほぐし、血行を良くするストレッチです。
1.まっすぐに立ち、足を腰幅に開く
2.ゆっくりと腰をまわす
3.2の動作を左右バランス良く行う
腰をまわす際、上半身がぐらつくと、効果が弱まるため注意が必要です。上半身が動かないように意識しながら、腰だけを回しましょう。
膝を抱えるストレッチ
両手で膝を抱えて、股関節の前側とお尻をほぐすストレッチです。
1.仰向けになり、片膝を曲げる
2.曲げたほうの膝を両手で抱えながら胸に近づける
3.反対側の足は、裏側が床につくように意識する
4.お尻と太ももの前側を伸ばしたまま10秒キープし、3セットを目安に行う
5.反対側も同様の動作を繰り返す
足を胸に引き寄せる際は、腰を反らさないように注意しましょう。
腰をさするストレッチ
腰周りのこわばりを優しく緩めるストレッチです。
1.立ったまま身体を横に倒し、そのまま斜め前方向に傾ける
2.腰の伸びている部分をさする
3.反対側も同様に行う
手で腰をさする動作を加えることで、より高いストレッチ効果が期待できます。
お尻周りと股関節を伸ばすストレッチ
お尻周りと股関節を優しくほぐすストレッチです。
1.仰向けに寝て、両足を肩幅に開いた状態で両膝を立てる
2.膝を床につけるイメージで左右交互に倒す
3.1~2を30秒ほど行う
4.左足先を右足の膝の上にのせる
5.右足の太ももの裏を両手でつかみ、胸のほうに近づける
6.20秒ほどキープする
7.反対側も同様に行う
骨盤周りの筋肉を緩めてから、お尻周りと股関節をストレッチしましょう。足を胸に近づける動作のときに余裕がある方は、太ももの裏ではなく、膝のほうを持つのもおすすめです。足を組んで太ももを引き寄せることで、お尻や股関節周りの筋肉にしっかりアプローチできます。
太ももを伸ばすストレッチ
太ももの内側や裏側の筋肉を効率良く伸ばすストレッチです。
1.床やベッドに座り、右足を横にまっすぐ伸ばす
2.上半身を正面にゆっくりと倒し、20秒ほどキープしてから上半身を元に戻す
3.骨盤を中心に上半身を右足首のほうに向ける
4.両手で足首をつかむようにして前屈しながら20秒ほどキープする
足を伸ばす際は、足首が90度になるよう調整するのがポイントです。身体が柔らかく、スムーズに前屈できる方は、足の裏を両手で持つように意識しながら上半身を倒すと、さらに高い効果が期待できます。
身体の歪みが気になるなら「くまのみ整骨院」へ
足を組むのをやめたいと思っても無意識に組んでしまう方もいるでしょう。自ら改善しようとすると歪みが悪化したり、改善するまでに時間がかかったりすることもあります。
身体の歪みをいち早く改善したい場合には、整骨院などへ相談しましょう。
くまのみ整骨院では、身体の歪みの改善はもちろん、足を組む原因を突き止め、セルフケアのアドバイスなどを行っていますので、ぜひご相談ください。
まとめ
足を組むクセがあると、身体の歪みが生じるだけでなく、身体のめぐりが悪くなったり、筋肉が張りやすくなったりと、さまざまな不調をもたらしてしまいます。
足を組むクセをやめるためには、正しい座り方をしっかりと意識し、左右均等に体重をかけるよう座るように心がけましょう。
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