男性が冷え性になる原因は？対策と改善方法も解説 2023年8月30日

冷え性は女性の悩みと思われがちですが、意外と男性も冷えに悩みを抱えています。「手先が冷える」「足が冷たい」などの冷えはどのようなことが原因なのでしょうか。

この記事では男性が冷え性になる原因についてご紹介します。対処法も解説しているため、ぜひ冷え性改善にお役立てください。

男性の冷え性とは？

冷え性は手足の末端や太ももなどが常に冷えている状態を指します。女性によくみられる症状ですが、男性も冷え症になることがあります。

男性は筋肉量が多いため発熱量が多く、女性よりも冷え性は少ないとされています。しかし、喫煙や過度なアルコール、仕事によるストレスなどにより男性も冷え症になります。

冷え性は手足や身体全体が冷えているだけでなく、だるさ、疲労感などの症状が現れることがあります。放置するとさまざまな症状が悪化する可能性もあるため、適切な対処が必要です。冷え性に対処することで頭痛、肩こり、不眠などの症状の軽減・改善が期待されます。

男性の冷え性の原因は？

男性の冷え性の原因には、どのようなものがあるのか詳しく解説します。

ストレス

ストレスを感じると自律神経のバランスが崩れ、体温調節が正常に働きにくくなり、冷え性につながる可能性があります。ストレスによって身体が硬直し、血流が悪くなることも影響しています。

特に仕事や家庭で責任を持つ立場の男性は、ストレスを一人で抱えやすく、自律神経の乱れが冷え性を悪化させる原因になります。冷え性で悩む場合は自身のストレスの原因を振り返り、ストレスマネジメントを考えることが重要です。

喫煙

喫煙は血管の収縮を引き起こし、血行不良の原因となります。とくに食後や仕事の休憩時間などに喫煙する男性も多く、この習慣が冷え性に影響を与えます。喫煙によって血管が収縮すると、血液の流れが悪くなり手足の先まで十分に酸素や栄養が行き渡らなくなります。その結果、身体が冷えてしまうのです。

筋力の低下

加齢によって筋肉が衰えると血行が悪化し、冷え症の原因になります。特にふくらはぎは血液を心臓に戻すポンプとして機能しているため、筋肉の低下がポンプ機能の衰えを招き、足の冷えを引き起こします。

また、加齢による基礎代謝の低下も冷え性の要因となります。基礎代謝の低下は体温の低下や冷え性を引き起こしやすくなります。

そのほか、運動不足で筋力が低下することも、冷え性を招く原因のひとつです。社会人になると運動をする機会が減少し、代謝がさらに悪化してしまうこともあるでしょう。

男性の冷え性対策は？

ここでは、男性の冷え性対策を詳しく解説します。積極的に取り入れて、冷え性改善をめざしましょう。

適度な運動をする

適度な運動を取り入れ、身体の代謝を改善することが冷え性対策として重要です。リモートワークなどで家にいる時間が増えた場合は、意識的に運動を取り入れるようにしましょう。運動によって筋肉量が増え、血行が良くなることで冷え性が改善されます。

歯磨きしながらの軽いスクワットなど、毎日続けられる軽い運動を始めることがおすすめです。運動をすることでストレスも発散され、自律神経が整い冷え性の症状が緩和されます。通勤の際にはエスカレーターではなく階段を使ったり、歩く機会を増やしたりすることも良い運動習慣になります。

ハードな運動は必要ありませんが、ウォーキングや軽いストレッチを毎日行うことで、血液循環が向上し、体温調節も改善されます。就寝前のストレッチはリラックス効果もあり、質の良い睡眠を促すことができます。毎日継続できそうな運動やストレッチから取り入れて、健やかな生活を心がけましょう。

身体を冷やす食べ物・飲み物を避ける

身体を冷やす食べ物や飲みものを摂ることで冷え性が加速し、さらに身体を冷えやすくしてしまいます。

身体を冷やすとされるトマトやキュウリなど生で食べられる野菜や、コーヒーや緑茶、牛乳、アルコール類などはできるだけ避けましょう。夏でも温かいものや常温のものを飲むようにすることが大切です。

身体を温める食材としては、根菜類や肉や魚などのタンパク質、発酵食品などがあります。冷え性の人は冷たい飲み物を避け、できるだけ身体を温めるものを選ぶと冷え性の緩和につながります。

身体を温める

冷え性改善には身体を温めることが重要です。特に入浴は副交感神経が優位になることで血管が拡がり、リラックス効果や自律神経の調整にも役立ちます。ぬるめのお湯にゆっくりと浸かることで、体温を上げて血管を拡張させられます。

夏でも冷房により身体が冷えるので、冷えを感じたら湯船に浸かるようにすると良いでしょう。

また、3つの首と言われる「手首」「足首」「首」を冷やさないように温めることも有効です。この部位は脂肪が少なく太い血管が通っているため、外気温の影響を受けやすく、冷えを感じやすいです。

気温が寒く感じる時期は手袋やレッグウォーマー、ネックウォーマーなど、3つの首を温めるよう意識することで全身に血流が巡りやすくなります。 

十分な睡眠を取る

睡眠を改善することで自律神経が整い、冷え性の改善につながります。寝る前にスマホやパソコンなどのブルーライトを浴びることは睡眠の質を下げる原因となるため、注意が必要です。適度な休息や睡眠をとることはストレス解消にも効果的です。

自律神経のバランスを整えるためには、寝る前にリラックスできる音楽を聴くのも良い方法です。生活習慣の改善とストレスの軽減が、冷え性の改善につながることを意識して心がけましょう。

まとめ

冷え性を改善するためには適度な運動や十分な睡眠を心がけましょう。できることから少しずつ取り入れ、毎日継続することが重要です。しかし、冷え性がなかなか改善されない方や日頃から冷え性が気になる場合は、ぜひ、くまのみ整骨院にご相談ください。

くまのみ整骨院では、施術前にはお客様の症状を把握できるよう、細かくヒアリングしています。施術後はお客様が自身の身体をしっかり管理できるように、運動や睡眠、栄養面でのアドバイスも行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。