【部位別】腱鞘炎の湿布の貼り方!痛みを緩和させる方法も紹介
腱鞘炎は、関節を支える腱が炎症することで起こります。腱鞘炎になりやすいのは手首(手根)・足首(足根)・肩・肘・指関節などです。
この記事では、腱鞘炎になったときの対策として、湿布の貼り方や痛みを緩和させる方法について解説いたします。
腱鞘炎のときは温湿布と冷湿布のどっちが良い?
腱鞘炎のときは、温湿布と冷湿布のどちらでも問題ありません。貼ってみたときの心地良さを重視して選びましょう。ほとんどの湿布に消炎鎮痛剤が含まれているため、炎症の抑制にもつながります。
腱鞘炎のときの湿布の貼り方は?
湿布を貼る際、部位によっては患部にフィットせず剥がれてしまうこともあります。ここでは、部位ごとの貼り方のコツについて解説いたします。
指の腱鞘炎
指の腱鞘炎の場合、患部が小さくよく動かすため、湿布が剥がれやすい部位です。そのため、小さくカットして補強するか、指の第二関節に貼ることがポイントです。指の第二関節には靭帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)という、腱鞘炎のときに炎症しやすい部位があります。この部分に湿布を貼ることで痛みの緩和が期待できます。
手首の腱鞘炎
手首に貼る際は、大きな湿布のまま貼ると長さが余ってしまい、うまくフィットしないことがあります。手首に合わせて適切な形状に切ってから貼りましょう。
湿布はX字型に切り、Xが交差する部分を手首の痛む箇所に貼ります。さらに、上からテープや包帯を使って湿布を固定すると、安定しやすくなります。
手首の腱鞘炎は、親指側の下の辺りに痛みを感じることが多いですが、痛みが手のひら側にある場合は、湿布を手のひら側の中心にも貼ると良いでしょう。
肘の腱鞘炎
肘の腱鞘炎は「テニス肘」とも呼ばれ、肘から前腕にかけての痛みが特徴です。この部位は日常的に多く使われるため、肘を曲げ伸ばししても剥がれないよう伸びの良いテープ剤の湿布を選びましょう。
ただし、フィット感に優れるテープ剤は肌が弱いとかぶれる場合があります。肌が弱い人はパップ剤という水分量の多いタイプの湿布がおすすめです。パップ剤は不織布に水分を含む軟膏が塗布されていて厚みがあります。パップ剤の湿布を貼る際は、折りたたんで両側に切り込みを入れることでフィット感を高めることができます。
腱鞘炎による痛みを緩和する方法
ここでは、腱鞘炎による痛みを緩和する5つの方法をご紹介します。
安静にする
炎症の悪化を抑えるためには、何よりも安静にすることが大切です。腱鞘炎になる主な原因は、指や手の使いすぎによるもので、長時間のスマホの操作、テニスや野球など腕や手首を頻繁に使うスポーツなどで起こります。
日常的な指や手の使いすぎによって負荷がかかり、腱鞘にさらなる刺激が加わると、炎症が悪化するおそれもあります。
腱には再生力がないため、腱自体を休ませることが必要です。指や手首に負担のかかる動作を避け、できるだけ休憩をとりながら無理のない範囲で行いましょう。
ストレッチをする
ストレッチをすると筋肉がほぐれ、血流が良くなるため、習慣化することで症状の緩和が期待できます。また、筋肉や腱の柔軟性を向上させることで関節や腱の負担が軽減され、炎症の悪化も防いでくれます。ここでは、部位別のストレッチ方法をご紹介します。
指のストレッチ
指のストレッチは以下の手順で行います。場所を問わず簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
1.指を1本ずつ手の甲の方向へ指を反らしていきます。ただし、無理に指を反らさないように注意しましょう。
2.この動作を2〜3セット繰り返します。ゆっくりとした動きで行うことがポイントです。
手指の柔軟性を向上させるのに役立つストレッチです。隙間時間や休憩時間を利用して行いましょう。
手首のストレッチ
手首のストレッチ方法は以下のとおりです。
1.机の上に、手の平が下を向くように置きます。手を立てるように指先を机から離します。
2.反対の手で、人差し指から小指までを軽く掴みます。そのままゆっくりと後ろに引いて手首を反らし、手首と指を伸ばすようにストレッチします。この状態を10秒間キープします。
3.反対の手も同様に行います。
手首の伸びを感じられるストレッチです。痛みや強度に注意しながら無理のない範囲で適度に行い、症状の改善を目指しましょう。
サポーターを活用する
腱鞘炎は、炎症や痛みがある患部に過度な負担がかかるのを防ぐことが大切です。サポーターを使用することで指や手を固定し、腱の伸縮を最小限にすることで負荷を減らすことができます。
締め付ける強さはサポーターによって異なるため、実際に試して固定する加減を決めましょう。締め付けがきつ過ぎるものは血流が悪くなり、しびれを感じる場合があるため、きつ過ぎないものを選ぶことがポイントです。
ツボを押す
腱鞘炎の痛みを和らげるのにおすすめのツボをふたつご紹介します。ツボを刺激して日々の痛みを軽減していきましょう。どちらも手軽に押せるツボなので、ぜひ取り入れてみてください。
陽渓(ようけい)
陽渓は親指を外側に開いたときに浮き出る2本の腱の間にあるツボです。人差し指と親指の延長線の付け根にあります。痛気持ち良いくらいの強さでゆっくり圧を加えていきましょう。
大陵(だいりょう)
大陵は手首の関節中央のへこんだところにあるツボです。指の腹でゆっくり押し、ゆっくり戻します。腱鞘炎の痛みを感じ始めたら、早めに押してアプローチしましょう。
整形外科に行く
腱鞘炎を放置していると、かえって症状が悪化してしまいます。自己診断で痛みを我慢しがちですが、痛みや腫れが強く、2週間以上症状が続いている場合は、整形外科にいくことをおすすめします。
整形外科では症状にあわせて患部の炎症を抑え、痛みを緩和する塗り薬を処方してもらえます。炎症の範囲や程度も確認してもらえるため、症状が長く続いている場合は早めに専門医に相談しましょう。
まとめ
腱鞘炎は、指や手首を酷使することが要因となり発症します。患部をなるべく動かさないよう安静にして、湿布を貼ったりサポーターを使ったりしながら様子を見ましょう。
この記事でご紹介した方法を試しても腱鞘炎の痛みがなかなか改善されない場合は、くまのみ整骨院にご相談ください。くまのみ整骨院では、一人ひとりの身体の状態に合わせた施術を行います。施術後は自身で健康管理できるようアドバイスをしているので、腱鞘炎が気になる方はぜひお問い合わせください。
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