鍼治療は痛いもの？気になる疑問にお答えします 2023年10月10日

初めて鍼を受ける際は「痛そう」「どのくらい痛いのか気になる」と思う方も多いでしょう。しかし、実際に鍼治療の施術を受けると、痛みをほとんど感じない方が多く、初めての方でも安心して施術を受けられます。本記事では、鍼の痛みや気になる疑問にも詳しくお答えします。「鍼治療に興味はあるけど痛みに耐えられるか不安」と思う方は、ぜひ参考にしてください。

【結論】鍼はほとんど痛みを感じにくい！

鍼灸治療では特別な鍼を使ってツボに刺激を与えます。鍼と聞くと注射針をイメージする方が多いかもしれませんが、鍼灸の鍼と注射の針の太さは、大きく異なります。

鍼治療の鍼は注射針と比べて非常に細く、髪の毛に近い細さです。採血用の注射針は0.7mm、インフルエンザなど予防接種の注射針は0.5mmです。これに対し、鍼はわずか0.25mm〜0.3mmで、注射針の約3分の1の細さのため、痛みを感じる方が少ないです。注射するときのような皮膚の抵抗が少なく痛みも感じにくいので、注射が苦手な方でも施術を受けられます。

また、注射針と鍼治療の鍼は形状も異なります。注射針の先端は薬剤を注入するため斜めに細く尖っていますが、鍼は皮膚や筋肉の間を通れるように先端が丸みを帯びているのです。そのため、鍼のほうが刺したときの痛みを感じる方が少ない傾向にあります。

鍼を刺す場所によってまれに痛いところもある

鍼は完全に無痛ではなく、刺す場所によって痛みを感じる場合もあります。しかし、注射をしたときのような「チクッ」とする痛みではなく、「ジワー」「ズーン」とした鈍い痛みです。鍼灸では、鍼特有の鈍い痛みの感覚を「響き」と呼んでいます。

鍼は血管ではなく、ツボや凝っている部分に刺します。慢性的に肩こりなどの痛みがある方は、凝り固まった筋肉が痛みを感じる神経を圧迫しています。凝り固まっている箇所に鍼を刺すと身体が異物として判断し、防御反応として筋肉が一時的に収縮し、響きが生じるのです。人によっては痛みではなく施術箇所に温かさを感じることもあります。

響きを感じないのは、筋肉が凝っていない部位です。施術中に響きを感じるのは、硬直した筋肉に鍼が適切にアプローチしている証拠でもあります。響きは時間とともに消えていき、自然とコリも改善していきます。慣れてくると響きを感じてもリラックスして施術を受けられる方も多いです。

また、施術日の体調や鍼を刺す箇所によっても響きの感じ方が異なります。感覚には個人差があり、痛いと感じる人もいますが、痛気持ち良いと感じる方もいます。

鍼治療の痛みに関するQ&A

ここでは、鍼治療に関するよくある疑問にお答えしていきます。初めての方でも安心して施術が受けられるよう確認し、少しでも不安を解消してください。

鍼の痛みは施術後も続く？

施術中に感じる鈍い痛みは一時的なものです。そのため、鍼を刺したときのような感覚が施術後も続くことは基本的にはありません。

しかし、人によっては施術後も「ズーン」とした感覚が少し残ることもあります。時間の経過とともに響きは感じなくなりますが、不快な症状が続く場合や症状が深刻な場合は担当の鍼灸師に相談し、適切な対処法を行いましょう。

痛み以外の副作用はある？

鍼は安全な治療法ですが、鍼を刺したときに毛細血管を傷つけてしまうと、まれに内出血が起きてしまう場合もあります。特に血流が悪い方やご高齢の方、喫煙されている方は内出血が起きやすいとされています。内出血が心配な場合は施術を受ける前にあらかじめ伝え、細い鍼を使用してもらうなど相談しておきましょう。

しかし、内出血が起きても軽度で一時的なものが多く、体質にもよりますが数週間で自然に消えることがほとんどです。また、鍼治療では注射後のような跡は肌に残らないため、安心して施術を受けられます。

鍼治療後の痛みは落ち着いても体がだるいときがあるって本当？

まれに、施術後数時間〜半日後にだるさや眠気を感じる場合もあります。これは全身の血流が良くなることで起こるため、異常な反応ではありません。これは、東洋医学で「瞑眩（めんげん）」と呼ばれる好転反応です。症状はすぐに治まりますが、仮眠をとったりのんびり過ごしたりするなど、できるだけゆっくり過ごすよう意識しましょう。いつもより身体を休めるのが理想です。

ただし、鍼治療後に強い不快感や持続的な痛みを覚える場合は、施術者に相談しましょう。

初めて鍼を受けるので痛みに耐えられるか不安…

鍼治療が初めてで心配な場合は、不安を感じていることや施術の流れをカウンセリング時に相談しましょう。細い鍼を使ったり浅く打ってもらえたりするなど、様子を見ながら進めてもらえます。

鍼治療は完全に痛みがないわけではありませんが、痛みの感じ方には個人差があり、筋肉の凝り具合によっても痛みの強さは異なります。初めは怖さを感じていた方も、慣れてくると施術中に寝てしまう方もおります。

もし、施術中も不安を感じたり痛みに耐えられなかったりする場合は、遠慮せずすぐに鍼灸師に伝えましょう。安心して身体を任せられるよう、鍼灸師とコミュニケーションをとっていくことが大切です。

鍼の痛みが不安な人はくまのみ整骨院に相談しよう

くまのみ整骨院では、鍼が初めてで不安な方にも安心して受けてもらえるよう、痛みに配慮した施術を心がけています。肩こり、腰痛などのお悩みにあわせた無理のない施術を行っています。万が一、響きが苦痛で耐えられない場合は、遠慮なくお申し出ください。

また、施術中にリラックスできるような環境も整えています。初めて鍼治療をされる際の痛みが心配な方は、ぜひくまのみ整骨院にご相談ください。

まとめ

「鍼を刺す」と聞くと痛そうと感じるかもしれませんが、鍼は通常の注射針と違って非常に細く、先端に丸みがあるため痛みを感じる方は少ないです。まれに痛みを感じる場合もありますが、硬直した筋肉に鍼が正しくアプローチできている証拠でもあります。慣れてくると痛みを心地よく感じる方や施術中に寝てしまう方もいらっしゃいます。

しかし、「初めてなので少しでも安心して鍼治療を受けたい」「痛みに弱いので不安」など、心配な方はくまのみ整骨院にご相談ください。

くまのみ整骨院では、一人ひとりの身体の状態に合わせて最適な施術をいたします。施術後も自身でケアできるようストレッチのアドバイスも行っているため、ぜひくまのみ整骨院にご相談ください。