四十肩が痛い!原因や鍼施術によるアプローチ方法、自宅でできる対策も解説
年齢を重ねるとともに、腕が上がりにくくなる四十肩。症状が進むと肩の痛みで服も着られなくなり、生活に支障が出るため、早めの対処が求められます。
今回は、四十肩になる原因を解説しながら、鍼施術で期待できる効果を紹介します。鍼施術のメカニズムや四十肩のツボ・家庭でできるセルフケア対策もあわせて解説しているため、肩まわりが気になる方はぜひ参考にしてください。
四十肩になる原因

四十肩とは、肩関節の腱板に炎症が起こり、関節包に広がった状態です。40代で発症すれば四十肩、50代で発症すれば五十肩と呼ばれます。どちらも正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれる疾患で、肩関節の動きが悪くなり、痛みで腕が上がらなくなることがあります。
四十肩になる原因は、はっきり解明されているわけではありません。しかし、主に次の3つの要因が影響を与えていると考えられています。
・加齢:老化により筋肉や腱の柔軟性が失われ、肩関節まわりの動きが悪くなった
・運動不足:身体を動かす機会が少なく、肩関節まわりの筋肉が減り柔軟性が低下した
・病気:糖尿病・脂質異常症・甲状腺の疾患などによって肩関節に炎症が生じた
そのほか、慢性的なストレス、女性の場合は閉経によるホルモンバランスの変化をきっかけに炎症が引き起こされることもあります。
四十肩は性別によらず、誰にでもなる可能性があります。なかでも、次の特徴にあてはまる方は発症リスクが高いとされているため、注意してください。
・デスクワーク中心の人
・姿勢の悪い人
・運動不足の人
・これまでスポーツで肩を酷使してきた人
・肩にケガをしたことがある人 など
鍼施術の基本メカニズム

四十肩の改善には、鍼施術を施すことが一般的です。なぜ鍼施術が効くのか、そのメカニズムを紹介します。
鎮痛作用
鍼施術で効果が期待できる作用のひとつが、鎮痛作用です。人体の痛み制御機能(ゲートコントロール・下行性疼痛抑制系など)が、鍼の刺激によって高められることが基礎研究で明らかになっています。
また、鍼の刺激が脳や脊髄に伝わると、エンドルフィンと呼ばれる鎮痛物質が分泌されます。これにより、痛覚神経の信号が遮断され、激しい痛みや夜間痛などを抑える効果が期待でき、四十肩による痛みの軽減につながるのです。
血流改善
鍼の刺激により、血管拡張効果を持つ物質が増加すると、血管が広がり血液が流れやすくなります。この働きで、細胞の隅々まで酸素や栄養をしっかりと届けられ、痛みや違和感の改善が見込めます。
そのうえ、血流の改善により炎症物質が排出されたり組織の修復が促進されたりする効果も期待できる点も、鍼施術の大きなメリットです。四十肩の改善につながるケースも多く、特に運動不足や姿勢の悪さなどによる四十肩において、改善が目指せるでしょう。
自律神経調整
鍼施術によって、交感神経の過剰な働きが抑えられると、交感神経と副交感神経のバランスが整い、副交感神経が優位に働くようになります。これによって、自律神経の乱れを改善する効果が期待できます。自律神経のバランスが整うと、ストレスの軽減やリラックス効果なども上がり、四十肩の痛みに対する精神的負担も軽減されるのです。
鍼が自律神経調整に効果が見込める理由として、呼吸も大きく関係しています。呼吸に関わる筋肉に作用して深い呼吸を促すことで、副交感神経が優位になり痛みが軽減される仕組みです。
免疫機能の活性化
白血球は、鍼の刺激を異物とみなし、働きが活性化するきっかけとなります。活性化すると、ウイルスや細菌に対する免疫力が高まり、免疫機能の活性化につながります。これにより、ウイルスや細菌に勝つための抵抗力も高まり、健康な状態を維持できる効果が期待できるのです。
さらに、組織や器官の機能回復を意味する生体機能調整作用や、先述した血行促進作用などもあり、病気にかかりにくい身体づくりにつながるでしょう。
自然治癒力の向上
鍼施術は、身体が本来持っている自然治癒力を引き出す効果が期待できます。身体の表面を刺激することで、内臓の機能を整える働きがあるほか、筋肉の緊張を緩め新陳代謝を高める効果も期待できます。これらの働きは、自然治癒力を引き出し、免疫力を高める結果につながるのです。
鍼施術の効果は、東洋医学で重視されている「気・血・水」の滞り改善にも作用します。身体全体にエネルギーが行き渡ると、全身の機能が正常に作用するのです。
鍼施術における四十肩へのアプローチ

四十肩の症状には、急性期(炎症期)・拘縮期(凍結期)・回復期(緩解期)の3つの段階があります。それぞれの段階で目立つ症状や適切な施術方法は異なりますが、鍼施術は3段階を通して四十肩のつらさを和らげるのに有効です。
段階ごとの症状の特徴や、鍼施術によるアプローチの仕方をみていきましょう。
急性期(炎症期)
急性期は肩関節のまわりに炎症が生じ、四十肩の症状が現れ始める時期です。一般的に、肩の違和感や痛みが数週間~数か月の間続きます。
<急性期(炎症期)の特徴>
・肩まわりの痛みや、腕のあげづらさなどの初期症状が現れる
・肩関節の鈍痛や重苦しさ、ピリッとした痛みがある
・肩まわりの感覚が鈍くなる
・腕を動かすと違和感がある
・肩から首にかけて張りを感じる
・肩を動かすと痛む
・朝晩に肩に強い痛みが生じる
・安静にしていてもズキズキとうずくように肩が痛む
・横になっても肩が痛み、寝付けない
・寝ていても痛みで目が覚める
<鍼施術のアプローチ方法>
急性期は、鍼施術で首・肩・肘までの血流循環を促すのが一般的です。痛みを和らげるとともに、肩につながる筋肉の硬化を防ぐ効果も期待できます。
また、夜間眠れないほどの強い痛みがある場合は、中枢神経の鎮静にアプローチするツボを刺激するのも有効とされています。
拘縮期(凍結期)
拘縮期は症状が比較的落ち着き、安定した状態が続く時期です。人によっては6か月~1年前後続くため、継続してケアする必要があります。
<拘縮期(凍結期)の特徴>
・急性期と比べると肩の痛みは軽い
・肩を動かすとつっぱり感がある
・肩や腕を動かせる範囲が狭くなる など
<鍼施術のアプローチ方法>
慢性期は鍼施術で肩関節や筋肉の硬化を和らげ、柔軟性を高めるケアに取り組みます。また、慢性期は積極的に肩を動かす必要があるため、運動療法や肩関節や肘関節への手技療法も平行して実施します。
回復期(緩解期)
回復期は、四十肩の症状が改善される時期です。積極的に肩まわりを動かして、機能や日常動作の改善を目指します。
<回復期(緩解期)の特徴>
・肩を動かしても痛まない
・肩や腕を動かせる範囲が徐々に広がる など
<鍼施術のアプローチ方法>
回復期は鍼の刺激を調整しながら、肩関節まわりに機能回復を促す施術や手技療法を平行して行うのが一般的です。しかし、人によっては回復期の鍼施術で思うような効果が出ないこともあります。
四十肩のツボ

四十肩の改善には、ツボの刺激を通じて身体の働きを整えることが大切です。ここでは、一般的な鍼灸施術で使われるツボの名称と場所を紹介します。
肩井(けんせい)
肩井は肩の代表的なツボで、肩の上部に位置しています。四十肩のほか、肩こり・歯・目・耳などの疾患にも効果が期待できるツボです。
このツボは、首や肩を覆う大きな筋肉である僧帽筋を改善するポイントとなっています。僧帽筋が固くなると肩甲骨の動きも悪くなり、肩関節に負担がかかる原因です。
肩髎(けんりょう)
肩関節を覆う筋肉「三角筋」を改善するポイントであるほか、上肢筋肉痛や肩こりにも効果が期待できるツボです。肩峰のやや後下方に位置しています。
このポイントが固いと、腕を後ろに回す動作が制限されるため、四十肩にも大きく影響するでしょう。
天宗(てんそう)
肩甲骨の中央あたりにあるツボで、四十肩以外に肩こり・胸痛・乳腺炎などの症状緩和も期待できます。肩甲骨の筋肉のひとつ「棘下筋」の改善ポイントでもあり、棘下筋は肩関節を動かすのに重要な役割を果たします。
棘下筋が固くなると、肩関節だけでなく背骨の動きにも悪影響を与えるため、鍼施術によって筋肉の固さを和らげることが大切です。
肩髃(けんぐう)
肩峰のやや前下方(肩甲骨の端)にあるツボで、腕を水平にあげたとき肩関節にできる前側のくぼみが目印です。四十肩・肩こり・関節リウマチなどのほか、上肢神経痛や痒み・しびれにも効果が期待できます。
自宅でできる四十肩の対策

四十肩を放っておくと回復に時間がかかるため、違和感や痛みを放置するのは危険です。肩の違和感に気が付いたら、早めの対処を目指しましょう。
重度の場合は整形外科を受診して治療する必要がありますが、軽度な四十肩なら家庭でできるセルフケアでもつらさを和らげられます。四十肩の予防にも役立つため、40代に近付いたら次の対策に取り組んでください。
軽い運動を行う
急性期に無理する必要はありませんが、痛みが落ち着いたら軽めの運動から始めて肩を動かしましょう。肩や腕の力を抜いた状態でできる次の運動なら、肩まわりに違和感がある方でも無理なくトレーニングできます。
<振り子の運動>
1.両足を肩幅程度に開いてまっすぐ立つ
2.肩に力を入れずに痛みのある腕を前に垂らし、ゆっくり上半身を倒しておじぎする
3.身体を前後に揺らし、垂らした腕を振り子のように30秒ほど動かす
4.1~3を10回程度繰り返す
<おじぎ運動>
1.両足を肩幅程度に開いてまっすぐ立つ
2.肩に力を入れずに両腕を前に垂らし、ゆっくり上半身を倒しておじぎする
3.肩に軽い痛みを感じたら止まり、10秒キープしてからゆっくり戻る
4.1~3の動作を10回程度繰り返す
そのほか、様子をみながら肩まわりのストレッチや筋肉トレーニングにも取り組んでください。
肩を温める
四十肩のつらさは、肩を温めると和らぎます。カイロや温感湿布、サポーターを使って肩まわりを温めましょう。血行が促進し、緊張した筋肉がほぐれやすくなります。
しかし、痛みが強い急性期には氷嚢を使って冷やしたほうが楽になります。痛み方にあわせて、使い分けましょう。
姿勢を改善する
肩の違和感や痛みに気がついたら、普段の姿勢も見直してください。特に、猫背や巻き肩にならないように注意しましょう。日常的に姿勢が悪いと肩まわりに過剰な負荷がかかり、筋肉が緊張して四十肩を発症しやすくなります。
寝るときにも肩まわりに負荷がかかっているため、寝る姿勢も工夫が必要です。四十肩がつらいときには、痛む肩を上にして横向きで寝るほうが楽になります。仰向け寝をする場合は折りたたんだバスタオルや枕で肩と頭の隙間を埋めて、肩に負担がかからないように首の自然なカーブをキープしましょう。
四十肩にお悩みの方はくまのみ整骨院へご相談ください
くまのみ整骨院では、手技や整体だけでなく鍼施術にも対応しています。骨格や筋肉に詳しいプロの施術で肩関節まわりのトラブルにアプローチできます。
また、くまのみ整骨院では事前にヒアリングを実施し、お客さまのご要望に沿った無理のない施術を提案いたします。痛みにも配慮しながら施術しますので、鍼施術が初めての方にもおすすめです。鍼施術に関しては、まずはお気軽にご相談ください。
※は鍼メニューがございません
まとめ
四十肩の原因ははっきり特定されていないものの、加齢や運動不足、病気などのさまざまな要因が影響を与えています。四十肩は誰でも発症する可能性があり、悪化すると生活に支障がでるため、軽視できません。鍼施術は、急性期・拘縮期・回復期を通して四十肩のつらさを和らげるのに有効です。痛みが長引く場合は、鍼灸院や身近な整骨院に相談しましょう。
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