【野球肘】整骨院の施術で改善できる？野球肘の原因や改善方法を紹介 2024年12月27日

子どもから大人まで、スポーツをやっていれば誰しも発症する可能性のある野球肘。子どもが野球肘と診断されてどうすれば良いかわからない親御さんもいるのではないでしょうか。野球肘は、整骨院の施術で改善が可能です。

そこで今回は野球肘について主な症状や原因、改善方法について解説します。

野球肘とは？主な症状

野球肘はスポーツによって生じる障害のひとつ。投球動作を何度も行うことで肘に痛みや炎症が起きた状態のことを指します。

野球をきっかけとすることが多いため野球肘と呼ばれていますが、テニスや卓球などさまざまなスポーツで発生する可能性のある障害です。成長期の小中学生が発症することが多いため、リトルリーグ肘とも呼ばれています。

野球肘で起こる痛みの部位は、具体的に3つに分けられます。

肘の内側の痛み 

野球肘で生じる痛みでもっとも多く見られるのが肘の内側の痛みです。痛みが発生するのは主にボールを投げる動作をしたときで、投球動作以外では痛みが出にくいのが特徴のひとつ。

肘の内側のなかでも、年齢によって痛みの出る場所が異なります。発達途上の小中学生は成長軟骨と呼ばれる場所に、高校生は靭帯に痛みが生じます。

肘の外側の痛み 

肘の内側の次に多いのが、肘の外側の痛みです。投球を何度も繰り返すことによって肘の外側の骨同士がぶつかり、軟骨が剥がれてしまうことで痛みが生じます。野球肘のなかでも重症化しやすい場所です。

状態が悪化すると、剥がれた軟骨の一部が関節内を転がる「関節ねずみ」と呼ばれる状態になり、肘の外側以外も痛むようになります。剥がれた軟骨が骨の間にはさまり、肘の可動域が狭くなってしまうおそれもあります。

肘の後ろ側の痛み 

肘の後ろ側の痛みは、野球でボールを投げるときやテニスでスマッシュをしたときなどに生じます。強く肘が伸びて骨同士が衝突してしまい、疲労骨折や炎症が起きてしまうのです。

高校生以下の場合、成長にともない本来くっつくはずの部分が開いてしまったり骨折してしまったりすることもあるようです。障害の程度によってはボルトで固定するなどの手術が必要になる可能性もあります。

野球肘になる主な原因

野球肘になる主な原因は、3つあります。

練習をし過ぎている 

練習のし過ぎは肘に負担をかけます。野球やテニスなど、ただでさえ肘に負担のかかりやすいスポーツであればなおさらです。

大人であれば自分で投球数や練習量を調整できるでしょう。しかし子どもは「レギュラーになりたい」「親に褒められたい」などの理由で、頑張り過ぎてしまうことが少なくありません。親や監督がしっかりと投球数を管理することが大切です。

フォームが乱れている 

乱れたフォームは肘に負荷をかけてしまい、野球肘につながります。

肘が肩より下にくる上半身の筋肉に負荷のかかるフォームや腕の力だけで投げる手投げなどが悪いフォームとしてあげられます。乱れたフォームは肘関節に大きな負担をかけてしまい、野球肘の原因となってしまうのです。

少年野球では、カーブやシュートなどの変化球が禁止されています。これは投球フォームによって肘や肩に負担がかかることでケガや故障につながり、成長を妨げることがないようにと考えられているのです。

なお、正しいフォームであっても、練習量が多すぎると野球肘になってしまうこともあります。投球数を管理しつつ、肘に負担のかからないフォームを維持することが大切です。

柔軟性が低下している 

投球は肘や肩などの上半身だけを使っているように見えますが、実は全身を使う動作です。全身を使ってしなやかにボールを投げられれば、肘だけに負担がかかるのを抑えられます。

生まれたばかりは身体のやわらかい子どもも、成長につれて生活習慣や日頃の姿勢から肩や股関節などはどんどん硬くなっていきます。柔軟性が低下すると筋肉の動きが悪くなることで投球フォームに悪影響を及ぼし、肘に負担が集中するため野球肘につながるのです。

整骨院における野球肘へのアプローチ

整骨院では野球肘の改善に向けた施術が受けられます。どのような施術があるのか、具体的に3つ紹介します。

マッサージ 

前述した通り、投球の際に肘だけに負担をかけないようにするためには体を柔らかくして全身を使った投球フォームへと改善する必要があります。

マッサージでは腕や肩回りなどの筋肉をほぐします。筋肉の緊張を緩めて血流改善を促すことで、痛みを和らげたり身体を柔らかくしたりする効果が期待できるのです。

物理療法 

野球肘の改善に効果的な物理療法は超音波療法や電気療法などがあげられます。

超音波療法は、痛みが生じている部位に超音波を流して血流改善を促すことで炎症を抑える効果があります。電気療法は微弱な電流を肘関節に付着した筋肉などに流して、緊張を和らげるのが目的です。

テーピング 

テーピングは痛みを感じる方向に動いてしまわないよう、関節周りの可動域を制限する役割を果たします。筋肉の働きをサポートしてくれるため、痛みを和らげることにも繋がります。

野球肘の痛みが気になる方はくまのみ整骨院へご相談ください

スポーツ障害は、湿布や鎮痛薬で一時的に痛みを取り除いたり、患部へ施術したりするだけではなかなか改善しません。スポーツ障害を起こす要因にアプローチして初めて改善が期待できます。

効果的な施術と再発防止のためにも、整骨院選びは重要です。

野球肘の改善には、ぜひくまのみ整骨院をご検討ください。くまのみ整骨院ではマッサージや整体、鍼施術などさまざまなメニューが揃っています。丁寧なヒアリングとボディチェックから野球肘の原因を突き止めて、個々に合った施術で症状を改善します。

施術が痛そうと不安な方もいるでしょう。特に子どもは施術が怖いと思うかもしれません。くまのみ整骨院では痛みに配慮した施術を行っているため、初めての方やお子様でも安心して受けられます。

日常での過ごし方やストレッチ・運動指導などのアフターケアも徹底しています。適切な施術と日頃のケアで、早期改善と再発防止につなげましょう。

まとめ

スポーツ障害のひとつである野球肘は、野球やテニスなどで繰り返し行う投球動作によって生じます。肘の内側や外側など痛む箇所はさまざまで、フォームの乱れや柔軟性の低下などが原因です。

野球肘は整骨院でのマッサージや物理療法などで改善が期待できます。野球肘を  改善し再発を防止するなら、ぜひくまのみ整骨院にご相談ください。個々に合った施術で野球肘を改善し、長く元気にスポーツを楽しみましょう。