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怖い肉離れの後遺症!つっぱり・しこりを防ぐポイント

怖い肉離れの後遺症!つっぱり・しこりを防ぐポイント

肉離れになったときに適切な処置を怠ると、後遺症で痛みやつっぱり感が残ることがあります。安易な思い込みで放置したり、自己判断で治療を中断したりすると完全に治りきらず、筋肉の損傷は繰り返されてしまいます。今回は、肉離れの後遺症に関する解説をはじめ、つっぱり感やしこりを残さないためのポイントをご紹介いたします。

【つっぱり・しこり】肉離れは後遺症に注意!

肉離れは、後遺症が出やすいスポーツ障害のひとつです。治療しないまま放って置くと「血腫(けっしゅ)」や「瘢痕組織(はんこんそしき)」が形成されて、しこり、つっぱり感などの違和感が残りやすいため、適切なケアを受けましょう。

後遺症を放置しているとまわりの筋肉に負担をかけ、肉離れを繰り返しやすくなります。競技はもちろん日常生活にも支障がでるため、完治するまでしっかり治療に取り組むことが大切です。

軽度でも油断は禁物!肉離れの重症度と判断目安

肉離れとは、筋肉に急激な負荷がかかって筋膜や筋繊維が部分的に損傷、断裂した状態です。強い痛み、腫れ、内出血をともない、動けなくなるケースもあるため、肉離れになったときは症状にあわせた対処をする必要があります。

肉離れは筋肉の損傷状態により、重症度がⅠ型(軽傷)、Ⅱ型(中等症)、Ⅲ型(重傷)に分類されます。重症度はMRIやエコーなどの画像診断で正確に判定する必要があるため、応急的な「RICE」処置をしたら、早めに病院を受診してください。

なお、肉離れを起こしたときの応急処置の方法については以下の記事で詳しく解説しているため、あわせて参考にしてください。

肉離れの原因とは?起こしやすい部位と応急処置を解説

ここからは、下半身にできた肉離れの重症度別の症状と治療期間の目安、簡易な見分け方を解説していきます。

Ⅰ型(軽傷)

出血型」とも呼ばれる比較的軽度な肉離れで、腱や筋膜に大きな損傷や断裂がなく、筋肉内に出血がみられます。外見からはわかりにくいため、次の方法でチェックしてください。

・大腿四頭筋:うつぶせになった状態で、脚を90度前後まで曲げられる

・ハムストリングス:うつぶせになった状態で、脚を70度以上曲げられる

・ふくらはぎ:立ってアキレス腱を伸ばすと少し痛む

I型は自力歩行が可能で、2週間前後でスポーツができる状態になります。

Ⅱ型(中等症)

筋腱移行部損傷型」とも呼ばれる、中程度の肉離れです。筋肉や筋膜に損傷はあるものの、完全に断裂した状態ではありません。次のチェック法で判断できます。

・大腿四頭筋:うつぶせになった状態で、45~90度程度まで脚を曲げられる

・ハムストリングス:うつぶせになった状態で、45~90度前後まで脚を曲げられる

・ふくらはぎ:立ってアキレス腱を伸ばすと強い痛みがある

Ⅱ型の場合は自力歩行が困難で、回復するまでに1~2ヶ月前後かかります。

Ⅲ型(重傷)

筋肉や筋膜の完全断裂、付着部裂離をともなう重傷の状態です。「筋腱付着部損傷型」とも呼ばれていて、筋繊維が断裂して凹んだ状態や内出血を目視で確認できます。Ⅲ型は強い痛みをともない、自力歩行ができないため、次に該当する場合はすぐに病院へ向かいましょう。

・大腿四頭筋:うつぶせになった状態で、45度前後までしか脚を曲げられない

・ハムストリングス:うつぶせになった状態で、45度までしか脚を曲げられない

・ふくらはぎ:立って膝を曲げると強く痛み、つま先立ちができない

Ⅲ型の肉離れには手術が必要な場合もあるため、療養期間が4~6ヶ月前後と長期にわたります。

肉離れが起きたときの対処法

肉離れは適切にケアをすることで早めに改善することができます。次のポイントを参考に、正しい対処をしましょう。

・無理をしない

・十分にアイシングする

・必要以上に身体を温めない

無理をしない

痛みや違和感がある時期は十分な休養期間を取り安静に過ごすことが第一です。完全に回復していない状態で無理をすると筋膜や筋繊維のダメージが広がり、後遺症が長引きます。自力歩行ができる軽度な肉離れでも、無理は禁物です。

十分にアイシングする

肉離れによる痛みの軽減や早期の回復には、アイシングが効果的です。次の手順でダメージを受けた部位をしっかりと冷やしましょう。

【アイシングの手順】

1.冷凍庫から氷を出したら流水にあてて、表面の霜を洗い流す

2.アイスバッグやビニール袋に氷を入れて中の空気を抜き、口をしっかり閉じる

3.損傷部にアイスバックを直接あてて、15~30分を目安に冷やす

氷の表面に霜がついたまま使用すると凍傷を起こすリスクがあります。水で霜を洗い流すと氷表面の角が取れて、アイスバックやビニール袋が破れるのも防げるため、必ず洗って使いましょう。

アイシングには氷を使うのが原則です。保冷剤やコールドスプレーは凍傷を起こす危険性があるので、必ず氷を使ってください。

必要以上に身体を温めない

肉離れになったときの入浴はシャワーを使って短時間で済ませ、なるべく湯船に浸かるのを避けたほうが無難です。湯船に浸かると身体が暖まり、血行が促進して、炎症が悪化しやすくなります。痛みがある期間は、温湿布を使うのも控えましょう。

肉離れの治療中に心がけるべきこと

肉離れの後遺症や再発を防ぐためには、治療中の過ごし方も大切です。次の2点に気をつけて、早めの回復を目指しましょう。

・治療・リハビリを中断しない

・過度な飲酒は控える

治療・リハビリを中断しない

肉離れの痛みが気にならなくなっても、自己判断で治療やリハビリを中断するのは危険です。安易な治療の中止は、後遺症や再発の原因になります。治療中の過ごし方は医師の指導にしたがい、運動の再開も一緒に検討してください。

一方で、できるだけ早く足を地面に着いて歩くほうが、筋肉の回復は早いとされています。医師の許可が出たら無理のない範囲で、徐々にストレッチや筋トレを始めましょう。バランス能力の強化や姿勢の改善にも効果的です。

過度な飲酒は控える

肉離れの治療中は、過度な飲酒を控えましょう。アルコールで血行が促進すると炎症が悪化するだけでなく、利尿作用による脱水で痛みが強くなりがちです。血腫ができ、しこりや後遺症が残る原因にもなるため、お酒は適量で楽しみましょう。

肉離れの悩みや後遺症は整骨院に相談するのもおすすめ

肉離れの後遺症の痛みやつっぱり感に悩んでいるなら、身近な整骨院に相談するのもおすすめです。プロの施術で、ダメージを受けた筋肉の回復をサポートできます。肉離れの再発予防にも効果的です。

くまのみ整骨院では一般的な施術に加え、各種スポーツ障害のトラブルにも対応しています。一人ひとりの身体にあわせた無理のない施術を提案しているため、病院での治療後に定期的なケアを受けたいときにも便利です。肉離れにお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

まとめ

肉離れは後遺症を残さず、再発させないことが大切です。適切な処理をしないと損傷した部位に血腫や瘢痕組織ができ、しこり、つっぱり感などの後遺症が残りやすいため、RICE処置をしたら早めに病院を受診しましょう。後遺症を残さないためにも、治療とリハビリは最後まで続ける必要があります。長引く場合は整骨院にも相談して、早めの改善を目指しましょう。

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