首のこりには鍼施術が効果的｜首こりの原因、鍼をおすすめする理由や注意点も 2024年9月4日

スマートフォンの普及もあって、「首が固く張っている」「上を向くと首が痛い」など、首についての悩みを抱える人が増えています。「首こりが原因で頭痛に……」という話もよく耳にしますね。そんな首こりを改善するのであれば、鍼施術がおすすめです。とはいえ、鍼施術は受けたことがなく、不安な方もいるでしょう。 今回は、首こりの原因や鍼施術がおすすめな理由を詳しく解説します。

首こりの主な原因

首こりの原因は、大前提として人間の頭の重さにあります。人間の頭は一般的には5～7㎏と言われています。人間はそんなにも重い頭を首や肩で支えており、首には常に負担がかかっているのです。 しかし、首こりの原因は頭の重さだけではありません。ここからは首こりの主な原因を5つ紹介します。

スマホやPCの見すぎ

スマートフォンやPCを見るときの姿勢は、首に負荷がかかります。具体的には顔は下を向き、頭は首や肩よりも突き出した姿勢です。あごが突き出る姿勢も首に良くありません。

負担のかかる姿勢で長時間スマートフォンなどを見ることで首や背中の筋肉が緊張してしまい、首こりが生じるのです。

姿勢が悪い

首こりの原因となる姿勢は、スマートフォンやPCを見ているときの姿勢だけではありません。猫背や前かがみ、肘を付いたりふんぞり返ったりなど、さまざまな姿勢の乱れが首のこりを誘発します。

長時間同じ姿勢でいるのも良くありません。デスクワークや美容師、運転手の仕事などで常に同じ姿勢をとっていると、筋肉が伸び縮みしないため血流が滞り老廃物が溜まりやすくなります。結果として首のコリや痛みが生じるのです。

目の使いすぎ

長い時間スマートフォンやPCを見ると、首だけでなく目にも負担がかかります。目を使い過ぎると眼精疲労が生じてしまいます。眼精疲労の症状は、目が疲れるだけではありません。首や肩のこり、頭痛なども症状として現れます。

ストレス・運動不足

ストレスや運動不足も首こりの原因です。ストレスにさらされ続けると、自律神経が乱れて血液がうまく流れません。血行不良が生じると筋肉に老廃物が溜まり、首のこりや痛みが発生するのです。

筋肉は運動不足によって使われないでいると、疲労や緊張で固くなります。首を支える筋肉の量も減ってしまい、結果的に首こりを誘発するのです。

病気

病気が原因で首こりが生じている可能性もあります。もし首の痛みのほかに手足のしびれが症状としてある場合、頸椎椎間板ヘルニアや変形性頸椎症などの病気かもしれません。

心臓や内臓の病気も考えられます。身体を動かしているときに首の痛みがある場合は、心筋梗塞や狭心症などの心臓の病気の疑いがあるでしょう。内臓の病気であった場合は、痛む場所がはっきりとしない、こっているはずの箇所を押しても痛くないなどの症状が見られます。

首こり以外に気になる症状がある場合は決して放置せずに、医療機関を受診してください。

首こりを放置しておくとどうなる？

　 首こりを放置していると慢性化し、いわゆる「首こり病」になってしまいます。首こり病になると首こりだけにとどまらず、日常生活に支障をきたす症状が現れます。では、どのような症状やトラブルが発生してしまうのでしょうか。

不眠・倦怠感

首は多くの自律神経が通っている場所です。首が凝ると血液の流れがスムーズにいかなくなり、自律神経のバランスが乱れます。その結果、イライラやだるさ、不眠といった不快な症状が発生するのです。

頭痛・めまい

首こりと同時に頭痛やめまいに悩まされている方は多いのではないでしょうか。首のコリによる血行不良は、不眠や倦怠感だけでなく頭痛やめまいなども引き起こします。血流が滞ると脳に十分な酸素が行き届かなくなるからです。

肌のくすみやたるみ

首こりは、肌トラブルを招く要因にもなります。首が凝ると頭部の血流にも悪影響を及ぼし、老廃物が溜まることによって肌荒れやくすみにつながります。

肌トラブルを抱えている方は、首こりの症状を緩和することも大切です。

首こり改善に鍼施術が効果的な理由

そもそも鍼はどのような効果があるのでしょうか。鍼を打つと、脳が鍼による刺激を異物と認識するため自己免疫機能が働き始めます。固まった筋肉に血液が流れることで十分な酸素や栄養素が行き渡り、筋肉が柔らかさを取り戻すのです。

血行が促進されると蓄積していた疲労物質も押し流されるため、患部のだるさや不快感も改善されます。鍼を刺す深さによっては、身体の奥深くにあるコリにも効果が期待できます。

上記の点を踏まえた上で、ここでは首こりに鍼がおすすめな理由について、3つ紹介します。

首にはさまざまな神経が集まっているため

首にはさまざまな神経が通っており、非常にデリケートな場所です。無理な刺激を与えてしまうと、首の痛みが増すだけでなく神経にも悪影響を及ぼすリスクがあります。

しかし、鍼施術であれば使用する鍼は非常に細いため、筋肉や神経を傷つけることなく施術が可能です。

自律神経のバランスを整えられるため

鍼施術はもともと、自律神経へのアプローチを得意としています。首こりの原因のひとつは、自律神経の乱れから起こる血行不良です。鍼によって自律神経のバランスが整えば、血流が改善され首こりの緩和も期待できるのです。

ピンポイントで施術できるため

首には神経だけでなく小さな筋肉がたくさん集まっています。その小ささから指圧やマッサージなどの強い力で押すことができません。一方で鍼は前述した通りとても細いため、ピンポイントで施術が可能です。

首こり改善で鍼施術を受ける際の注意点

鍼施術を受ける際はいくつかの注意点を把握しておきましょう。

身体がだるくなる

鍼施術後は、めまいや倦怠感などが生じることがあります。これは身体が改善に向かう途中で起こる際の好転反応と呼ばれるものであり、基本的に1日以内で収まるため心配する必要はありません。

痛みのような感覚を伴うケースがある

施術の際には、鍼を刺される痛み自体はほとんど感じません。ただし、痛みとは異なった、響くような感覚が伴います。鍼特有のもので、コリの強い部分に刺さったときに特に起こりやすいです。 鍼の痛みについては下記の記事でも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

「鍼治療は痛いもの？気になる疑問にお答えします」

出血することがある

まれに鍼を刺すとき、もしくは抜くときに血管に当たって内出血を起こすことがあります。基本的には数日で治るので、あまり気にする必要はありません。

鍼の効果は個人差がある

鍼の効果には個人差があります。体質によって、1回で効果を感じる方もいれば数回施術を受けないと効果がない方もいます。

まとめ

首こりは目の使い過ぎや長時間の悪い姿勢、運動不足などで起こります。放置すると首こり以外に頭痛やめまい、不眠などさまざまな不調を引き起こすため、悪化する前に鍼施術を受けると良いでしょう。

首こりの改善で鍼施術を受けたいとお考えの方は、ぜひくまのみ整骨院にご相談ください。丁寧なカウンセリングと身体チェックでお客様一人ひとりに合った鍼施術を行います。整体やマッサージなどのメニューもあり、さまざまな悩みに対応可能です。

鍼施術が初めての方でも安心していただける環境を整えています。鍼施術をご検討の方はぜひお気軽にお越しください。

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