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【部位別】サッカーをすると足が痛い|原因や3つの対処法を紹介

【部位別】サッカーをすると足が痛い|原因や3つの対処法を紹介

サッカー中やプレー後に足が痛む場合は、早めに原因を特定して対処することが大切です。痛みを無視してプレーを続けると症状が悪化し、大事な試合に万全な状態で臨めなくなることがあります。

今回は、サッカーによる足の痛みの原因を部位別に解説します。また、痛みを感じた際の基本的な対処法も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

【部位別】サッカーをすると足が痛い|考えられるケガや障害

ここでは、サッカーで起こりやすい足のケガや障害を部位別に解説します。

なお、下記で紹介する以外にも何かしらのケガや障害が考えられるため、安易に自己判断せず、早めに病院へ受診することをおすすめします。

股関節周り:鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)

鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)は、股関節や足の付け根に痛みを引き起こす症状の総称で、特にサッカーやラグビーなどのスポーツ選手に多く見られます。ランニングやキック動作などで鼠径部に痛みが生じ、場合によっては大腿部や腹部へ痛みが広がることもあります。

鼠径部痛症候群の主な原因は、股関節の可動性や体幹筋力の低下による動作の不安定性です。身体のコントロール力が低下すると、痛みが慢性化しやすくなります。加えて、練習内容や生活習慣なども影響し、原因をひとつに特定するのが難しいとされています。

治療の基本は、股関節や体幹の可動域訓練、筋力増強運動、動作訓練などを中心に行うリハビリです。軽症の場合は1~2か月で改善します。

膝下~脛(すね):鵞足炎(がそくえん)

鵞足炎(がそくえん)は、膝の内側下方にある「鵞足」と呼ばれる腱付着部(けんふちゃくぶ:筋肉と骨が腱によって結合している部分)に炎症が起こる疾患です。

腱付着部は、「縫工筋(ほうこうきん)」「半腱様筋(はんけんようきん)」「薄筋(はっきん)」の3つの筋肉が集まる部位であり、ランニングやダッシュ動作の多いスポーツ選手が鵞足炎を発症しやすい傾向にあります。

鵞足炎の主な原因は、オーバーユース(過度の使用)、筋肉の柔軟性低下、ウォーミングアップ不足、合わない靴の使用、硬い路面での運動などがあげられます。

治療の基本は、まず安静にし、炎症が強い場合はアイシングすることです。炎症が落ち着いた後は、筋肉の緊張を和らげるストレッチや電気刺激療法を取り入れます。必要に応じてテーピングやインソールを使用することもあります。

通常、スポーツを控えれば1~2週間で改善することが多いのですが、無理をすると1~3か月かかることもあります。

膝周辺:オスグッド・シュラッター病

オスグッド・シュラッター病は、10~15歳の成長期の子どもに多く見られるスポーツ障害で、膝の下部に痛みや腫れが生じる疾患です。膝の曲げ伸ばしを担う大腿四頭筋が、ジャンプやダッシュなどの動作で強く引っ張られることで、膝蓋靱帯(しつがいじんたい)が付着する脛骨粗面(けいこつそめん)に過度な負荷がかかり、炎症を引き起こします。

成長期の子どもは、骨の成長に対して筋肉の成長が追いついておらず、バランスがうまく取れていないことも珍しくありません。そのような状態で激しい運動をすれば、負荷がかかり、軟骨が一部はがれたり炎症が生じたりすることがあります。

治療の基本は運動の一時休止です。痛みがある場合はアイシングや消炎鎮痛剤の使用、サポーターやテーピングで膝への負担を軽減することが有効です。

踵(かかと):踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう:シーバー病、セーバー病)

踵骨骨端症(シーバー病、セーバー病)は、成長期の子どもに多く見られる踵の痛みを伴う疾患です。成長期の踵骨は、踵骨骨端核(しょうこつこったんかく)と成長軟骨に分かれており、この部位にアキレス腱や足底腱膜(そくていけんまく)の強い牽引力が加わることで、踵骨の血流障害や骨軟骨炎を発症します。

一般的に、激しい運動の後に症状が現れることが多く、痛みや腫れによって、つま先歩きになることもあります。治療としては、運動を控えて局所の安静を保つことが基本です。痛みが強い場合には松葉杖の使用や、インソール(足底挿板)で踵への負担を軽減します。

くるぶし周辺:有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)

有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)は、足の内側にある副骨「外脛骨」が原因で痛みを生じる疾患です。外脛骨は約20%の人だけに存在し、特に女性に多く見られます。主な原因は捻挫や打撲、靴の圧迫、スポーツによるオーバーユースなどです。

症状として、内くるぶしの下方に腫れや熱感、圧痛、運動時の痛みが現れ、扁平足を伴うこともあります。診断にはX線やCTを用い、外脛骨の分類(TypeⅠ~Ⅲ)を確認します。

治療は、痛みが強い急性期は局所の安静が基本で、消炎鎮痛剤や湿布の使用、インソール(足底板)による負担軽減が有効です。また、筋力強化のため、タオルギャザー運動やストレッチを実施し、痛みが強い場合は物理療法(温熱・電気刺激)を併用します。

改善には数か月~数年かかることもあり、保存療法で効果がない場合は手術を検討する必要があります。

足の甲~小指の付け根:ジョーンズ骨折

ジョーンズ骨折は、第5中足骨(足の小指側の骨)の疲労骨折の一種です。ランニングやジャンプ、切り返し動作などの繰り返しの負荷が原因で発生し、足の外側に痛みが生じます。症状は運動中や運動後の足外側の痛みで、完全骨折に至ると歩行が困難になることも少なくありません。

治療法には保存療法(ギプス固定)と手術療法がありますが、保存療法では再骨折のリスクが高いため、アスリートにはスクリューによる髄内固定術(ずいないこていじゅつ)が推奨されます。手術後のスポーツ復帰は約2~3か月が目安です。

サッカーをすると足が痛い|3つの対処法

ここでは、サッカーで足の痛みを感じる場合の基本的な対処法を解説します。なお、ケガの種類によって有効な対処法は異なる点にご留意ください。

1.病院へ行く

痛みが強い場合や腫れ・内出血がある場合は、骨折や靭帯損傷などの可能性もあるため、整形外科を受診し、レントゲンやMRIなどの画像診断を受けるとよいでしょう。整骨院は、整形外科のようにレントゲン撮影はできませんが、サッカーによる捻挫や打撲などの急性の外傷に対して、薬等に頼らず痛みを軽減させることを得意としています。

2.痛みのある部位を冷やす

痛みや腫れが強い場合は、患部の炎症を抑えるためにアイシングすることが有効な場合があります。例えば、氷や冷却パックをタオルで包み、一定時間冷やす方法があります。

一方で、疲労からくる足の痛みの場合は、筋肉の血流を良くすることが回復につながるため、温めることが有効です。温める方法としては、ぬるめのお湯に足をつける足湯や、蒸しタオルを当てる方法などがあげられます。

3.テーピングやサポーターを活用する

サッカーで足の痛みを感じる場合、テーピングやサポーターを活用することで関節や筋肉への負担を軽減し、ケガの悪化を防げる場合があります。特に、捻挫や筋肉の炎症などでは、適切な固定をすることで安定性が増し、痛みの軽減や回復の促進につながります。

とはいえ、テーピングや包帯は、間違った巻き方をすると血流を妨げたり、逆に痛みを悪化させたりすることもある点に注意が必要です。そのため、テーピングの方法については専門家の指示を受けるか、スポーツトレーナーや医療従事者に巻いてもらうことをおすすめします。

サッカーによる足の痛みでお悩みの場合は整骨院へご相談を

病院で検査をしても原因がはっきりしない場合や、痛みを早く和らげたい場合には、整骨院への相談を検討してみてください。くまのみ整骨院では、筋肉のバランスを調整し、痛みを緩和するための施術をしています。

患者さま一人ひとりの状態をみて適切な施術を提供し、サッカーによる足の痛みを和らげ、快適にプレーできるようサポートします。お気軽にご相談ください。

まとめ

サッカーをすると足が痛む場合、鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)や鵞足炎(がそくえん)、オスグッド・シュラッター病などのケガや障害が考えられます。状態によっては手術が必要になることもあるため、ケガの特定や治療について安易に自己判断しないことが大切です。早期回復のためにも、まずは病院を受診してみてください。

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