筋肉痛に整体はどうなのか?筋肉痛の原因や対処法、予防法を解説
筋肉痛が起きたときに、病気ではないもののつらいので、「整体に行ってみようかな」と思う方は多いのではないでしょうか。
しかし、筋肉痛が起きているときに整体に行っても良いものなのでしょうか。今回は、筋肉痛が生じる原因や対処法、筋肉痛に対する整体の効果などについて解説します。
筋肉痛はなぜ起きるのか?
そもそも筋肉痛はなぜ起きるのでしょうか。まずは筋肉痛が起こるメカニズムについて解説します。
筋肉痛とは?
筋肉痛とは、筋線維が損傷した際に生じる炎症によって引き起こされる痛みです。
高負荷の運動や慣れない動きを行うことで筋肉に大きな負担がかかると、筋線維が微細に損傷します。その損傷を修復する過程で炎症反応が起きることによって、痛みを感じると考えられています。
筋肉痛には、大きく分けて「即発性筋肉痛」と「遅発性筋肉痛」の2種類があります。
・即発性筋肉痛:運動中や運動直後に現れる痛み
・遅発性筋肉痛:運動後、数時間から数日経ってから現れる痛み
一般的に筋肉痛と呼ばれるものは、「遅発性筋肉痛」を指します。
筋肉痛は乳酸のせいではない?
かつては、筋肉痛の原因は運動後に筋肉内に蓄積する乳酸であると考えられていました。しかし、現在でも筋肉痛が生じるメカニズムは、医学的に解明されていません。
近年では、乳酸ではなく、筋線維の微細な損傷やそれに伴う炎症が主な原因と考えられるようになっています。ただし、明確な損傷や炎症が確認されていない場合でも筋肉痛を感じることがあるため、原因はひとつではなく複合的である可能性があります。
筋肉痛の発生は年齢を重ねると遅くなる?
「年齢を重ねると筋肉痛が遅れて発生する」といった話を耳にしたことがある人もいるでしょう。実際に、若い頃と比べて筋肉痛が遅れて現れると感じている人もいます。
しかし、筋肉痛の発生タイミングと年齢との関係については、現在のところ医学的に明確な根拠は示されていません。
このような変化は、加齢そのものよりも、日常的な運動量の減少や、若い頃に比べて高負荷な運動をする機会が減ったことなどが影響している可能性があると考えられています。
筋肉痛の対処法
筋肉痛は病気ではありませんが、痛みを感じ続けるのはつらいでしょう。そこで、筋肉痛の早期改善に役立つ対処法を紹介します。
患部をアイシングする
運動直後に筋肉痛が生じたなど、患部が熱を持っている感じがするときは、アイシングをしましょう。
熱をもっているということは、患部に炎症が起きていると考えられるためです。アイシングでしっかり冷やすと血管が収縮し、炎症が抑えられます。アイシングの時間の目安は15分程度です。
患部を温める
熱感が落ち着いたら冷やすのを止めて、次は患部を温めましょう。患部を温めると血管が拡張して血流が良くなるので、傷ついた筋線維に栄養や酸素が行き渡りやすくなります。蒸しタオルなどを使って、10~20分を目安に温めてください。
ストレッチ・マッサージ
筋肉痛がつらいからといって安静にし過ぎると、血行が悪くなって回復が遅れる可能性があります。ストレッチやマッサージを行い、血流を促進しましょう。
ストレッチをするときは、痛みが出ているところをゆっくり伸ばします。マッサージをする際も患部をなでるイメージで、無理のない範囲でやさしく揉みほぐしましょう。
痛み止め
痛みがどうしてもつらいときは、痛み止めの使用も検討してみましょう。湿布やスプレー、ローションなど、「外用鎮痛消炎薬」と記載されているものから使いやすいものを選んでください。
筋肉痛を予防する方法
筋肉痛は、ちょっとした心がけで予防できる可能性があります。ここでは筋肉痛の予防法を3つ紹介しますので、運動前に行ってみてください。
運動前にウォーミングアップをする
筋肉痛を予防したいなら、運動前にしっかりとウォーミングアップをしましょう。ウォーミングアップをすると筋肉の血流が促進されて機能が高まり、筋肉痛が起こりにくくなります。
いきなり高負荷な運動をするのではなく、ストレッチや準備体操などの軽い運動から始めてみてください。
運動後にクールダウンをする
運動後のクールダウンも、筋肉痛予防に欠かせません。クールダウンにより、運動で高ぶった筋肉が落ち着くほか、疲労物質が排出されやすくなるため、筋肉痛の予防につながります。
高負荷の運動からジョギングやウォーキングに変え、最後にストレッチを行うなど、徐々に強度を下げて心拍数を落ち着かせましょう。
水分を補給する
積極的に水分を補給することも、筋肉痛の予防に役立ちます。水分不足に陥ると血液の循環が悪くなり、疲労物質が排出されにくくなるためです。
特に運動に集中すると水分を摂ることを忘れがちなので、こまめに水分補給しましょう。
整体は筋肉痛に効果はあるのか?
つらい筋肉痛を早く改善したいので、整体に行こうかと考える方もいるでしょう。しかし、整体で筋肉痛そのものを治すことはできません。整体の施術では、筋肉の損傷や炎症を改善できないからです。
ただし、整体には筋肉痛を緩和する効果が期待できます。ここでは、筋肉痛に対する整体の効果について、詳細を解説します。
筋肉痛の回復を早める効果が期待できる
整体の施術を受けると血流が促進されるため、傷ついた筋肉に栄養や酸素が届きやすくなります。すると筋肉の回復が促され、筋肉痛が緩和される可能性があります。
身体の使い方を修正できる
身体の使い方を誤ると、筋肉痛が起こりやすくなります。姿勢の歪みや不自然な動きによって必要以上に筋肉が緊張し、疲れてしまうためです。
整体によって身体のバランスを調整すれば、気づかない間に身に付いたクセや歪みが修正されるため、筋肉痛が起こりにくい身体になる効果が期待できます。
筋肉痛を予防するためのストレッチを指導してもらえる
筋肉痛予防には、運動前後のウォーミングアップやクールダウンが欠かせません。しかし、どのようなストレッチやエクササイズをすれば良いのか、わからない方もいるでしょう。
整骨院の多くは、自宅でできるストレッチやエクササイズの指導を行っています。自分の身体の状態に合ったストレッチやエクササイズができるようになれば、筋肉痛も予防しやすくなるでしょう。
まとめ
筋肉痛は筋肉の損傷や炎症が原因で引き起こされるものであり、整体の施術によって直接的に治すことはできません。
しかし、整体によって血行が促進されると、筋肉の回復がスムーズになり、結果的に筋肉痛の緩和につながる可能性があります。筋肉痛に悩まされているなら、一度整体の施術を受けてみてはいかがでしょうか。
「くまのみ整骨院」では、骨格や筋肉を調整し、身体の不調や痛みの緩和をサポートしています。肩こりや腰痛などのお悩みはもちろん、筋肉痛で悩んでいる場合も、ぜひお気軽にご相談ください。
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